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国宝「瑠璃光寺五重塔」の保存修理が完成しました

印刷ページ表示 更新日:2026年4月27日更新 <外部リンク>

香山町にある瑠璃光寺において令和4年12月から実施されていた国宝「瑠璃光寺五重塔」の保存修理事業が令和7年12月末に完了しました。
修理では、檜皮葺屋根の全面葺き替えが行われ、美しい姿がよみがえりました。

令和8年4月23日には瑠璃光寺主催の竣工記念式典が行われ、関係者や地元の皆さんが集い、竣工を祝いました。

修理後の国宝瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔について

瑠璃光寺五重塔は、嘉吉二年(1442)頃に建立され、室町時代中期におけるすぐれた建築の一つであるとともに、大内氏隆盛時の文化を示す遺構として意義深いものです。

高さは31.2メートルで檜皮葺屋根独特の軽快さが見られ、軒の出は深くなっています。塔身部は上層にゆくにつれて間をつめているので、細く見えてすっきりと感じられます。これに対して初重の丈が高く、柱が太く二重目には縁勾欄があるので安定感が強くなっています。鎌倉時代から和様、禅宗様、大仏様の建築様式が用いられていますが、この塔は和様を主体としていて、一部に禅宗様の手法が見られます。室町時代のものとしては、装飾の少ない雄健なものです。この塔は大内義弘の菩提をとむらうため、弟の盛見がこの地にあった香積寺の境内に建立したものですが、江戸時代の初めに香積寺は萩に移り、その跡に瑠璃光寺が移りました。その後、瑠璃光寺五重塔と呼ばれています。

所在地
山口県山口市香山町7番1号

瑠璃光寺五重塔の保存修理について

平成10年完了の前回修理から約24年が経過しており、全体的に檜皮葺の摩滅と劣化が進んでいました。また、令和2年9月の台風の影響もあり、檜皮、上目皮、水切鋼板が飛散しており、全体的に劣化が見受けられることから、国・県・市の支援のもとで保存修理事業が実施されることとなりました。

瑠璃光寺五重塔屋根葺き替え工事の概要

事業主体 宗教法人瑠璃光寺
事業期間 令和4年(2022)12月から令和7年(2025)12月まで
事業内容 檜皮葺き屋根の葺き替え・木部修理等
設計監理 公益財団法人文化財建造物保存技術協会
施 工 協和建設工業株式会社

修理の経過

仮設足場(素屋根)設置の様子

仮設足場

5層目檜皮解体後の確認の様子

工事の様子

5層目屋根葺き作業の様子

檜皮葺き替え中

5層目屋根葺き替え終了後の様子

5層目屋根葺き替え後の様子

4層目屋根葺き替え終了後の様子

4層目屋根葺き替え後の様子

3層目屋根葺き替え終了後の様子

3層目屋根葺き替え後の様子

2層目屋根葺き作業の様子

2層目屋根葺き替え後の様子

令和7年10月

瑠璃光寺五重塔

 

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