山口鷺流狂言保存会定期公演を開催します
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							更新日:2025年10月14日更新
						
						
						山口鷺流狂言保存会定期公演を開催します
公演の詳細は、山口鷺流狂言保存会HPをご覧ください。
https://yamaguchi-sagiryu.com/<外部リンク>
問い合わせ
山口鷺流狂言保存会事務局(文化財保護課内)
(電話083-920-4111)
山口鷺流狂言について
鷺流狂言は約500年の歴史を持ち、江戸時代、大蔵流と並び武家式楽の能楽(能と狂言)の流派として隆盛した伝統ある芸能です。明治維新後、幕藩体制の崩壊で後ろ盾を失ったことから家元制度が存続できず、地方での伝承という形で残っています。
現在、鷺流の芸は、山口と新潟県佐渡市に伝わっています。佐賀県神埼市にも鷺流に関わりのある高志狂言が伝えられており、この3か所で伝承されています。3か所に伝わるその芸は、同じ流派でも芸系が違い、それぞれに特色を残しています。山口に残る鷺流狂言は、長州藩お抱え狂言方の芸の流れを汲み、山口独自の芸や、古い演出が伝承されています。
昭和29年に、山口鷺流狂言の伝承者を作ると共に、同好者を広く求め、永く後世に伝えることを目的に、有志たちの手により「山口鷺流狂言保存会」が結成されました。保存会の活動により、山口に貴重な芸が伝承され、今日までその命脈を保っています。
昭和42年に「鷺流狂言」は、その伝統芸能としての芸術性が高く評価され、山口県指定無形文化財となりました。また、平成9年には、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の文化財」に選ばれています。





