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由良川の洪水対策についての要望と回答(由良自治会からの提出)

印刷ページ表示更新日:2026年9月2日更新 <外部リンク>

由良自治会からの要望
令和8年7月13日提出

要望

1 要望内容
 由良川(2級河川)は、佐山テクノパーク工業団地開発及び近年の線状降水帯等の大雨により越水の危険があります。由良川(2級河川)と青線について、早急な洪水対策が必要と考えられます。

2 経緯
 由良川の2級河川と青線の合流地点において、2級河川上流の流域面積は183ha、青線上流の流域面積は146haであると推計されます(等高線から流域を特定し、CAD求積で面積を算定)。
両者の流域面積は、同程度であるにもかかわらず、降雨時における青線の流量は2級河川の数倍、多いと観察されます。
これは、青線上流の流域面積内にテクノパークの開発部分(63ha)が存在することから、この部分の保水力が無いため、一気に流下するためと考えられます。
林地開発許可申請の手引き(山口県農林水産部森林整備課)によると林地開発に際しては、「洪水調整池」の設置が必要とありますが、テクノパークの開発部分(63ha)に対応する「洪水調整池」は設置されていません(または機能していません)。
この状態を放置すると、山口市ため池ハザードマップ(竹堤)の想定を大幅に超える浸水被害が発生する恐れがあります。

3 対策案(山口市への要望)
(1) 青線から準用河川へ
 テクノパークから流入する青線については、流量が多く、その主な利用者は山口市が設置したテクノパークである。山口市の責任で管理する準用河川と位置付けることを要望する。
(2) 洪水ハザードマップの作成
 洪水発生の危険性が高いため、由良川に対する洪水ハザードマップを作成するよう要望する。
(3) 青線上流のため池を洪水調整池として活用
 青線上流には比較的大きなため池が存在する。水利権について整理する必要があると思いますが、このため池を洪水調整池として活用することを検討してほしい。
(4) 山口県に対する要望
 以下を山口市から山口県に要望してほしい。
  由良川のJR鉄橋の上流側土手をかさ上げする。
  由良川のJR鉄橋付近の流れを改善するため、頻繁にJR鉄橋付近の浚渫を行う。
  由良川のJR鉄橋の上流側における水位を常時監視する。

回答 (河川治水課、防災危機管理課、南部農林振興事務所)

1 青線から準用河川へ
 本市では、一級河川、二級河川以外の河川のうち、「山口市準用河川指定基準」で規定する指定の基準を満たし、かつ、各地域の治水等の観点において、特に重要な役割を担う代表的な河川について、「河川法」の規定に基づき準用河川として指定しております。
 一方で、準用河川の指定に当たりましては、河川法に基づく使用の制限が沿線一帯にかかることなどの影響もございますことから、沿線関係者の御理解が不可欠であり、慎重に進める必要があると考えております。
 本市といたしましては、先ずは、普通河川由良川が、準用河川の指定基準を満たすか否かについて確認してまいりますとともに、大雨時における状況確認や河川施設の適切な管理につきましては、引き続き、地元関係者の皆様と連携を図りながら、取り組んでまいりますので、御理解、御協力をいただきますようお願い申し上げます。

2 洪水ハザードマップの作成
 由良川流域に係る洪水浸水想定区域につきましては、山口県において作成されておりまして、令和7年6月に公表されております。
 本市におきましては、今年度、この洪水浸水想定区域を反映した洪水ハザードマップの原稿作成を行い、令和9年度の梅雨時期までに洪水ハザードマップを掲載した防災ガイドブックを作成の上、市内全戸へ配布する予定としております。

3 青線上流のため池を洪水調整池として活用
 御指摘いただいた2か所の山口テクノパーク隣接の由良調整池及び山口テクノ第二団地隣接の農業用ため池(竹堤)の洪水調整池としての活用につきましては、御指摘のとおり下流域への影響を低減するためには大変有効な手段だと考えております。
 まず、由良調整池(山口テクノパーク雨水調整池)についてでございます。
 昭和62年に工業団地開発に伴い整備された由良調整池(山口テクノパーク雨水調整池)は、オリフィス式調整池として、総貯水量は15,000㎥の都市計画法第29条「開発行為許可基準」に準じた構造及び規模を有した調整池として整備されており、現状においても施設の破損や不具合等がないことから、洪水調整池として機能しているところでございます。
 農業用ため池としての機能も有しておりますことから、由良区及び由良水利組合と協議させていただきまして、できうる限りの低水管理を行うことで下流域への影響を低減させることができるものと考えております。
 詳細につきましては、今後調査・調整させていただきたいと思っております。
 次に、テクノ第二団地に隣接しております農業用ため池である竹堤でございますが、調整池機能の12,000㎥とため池容量の4,000㎥を合わせ、約16,000㎥の容量を有しております。
 一部農業用ため池としての機能を有しておりますことから、由良区及び由良下井手水利組合と協議させていただきまして、できうる限りの低水管理を行うことで下流域への影響を低減させることができるものと考えております。
 詳細につきましては、今後調査・調整させていただきたいと思っております。

4 山口県に対する要望
 山口県が管理します二級河川の護岸整備や浚渫等の御要望に関しましては、防府土木建築事務所長宛の要望書を市に提出いただきましたら、進達書を添えて県へ提出いたします。​

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