山口商工会議所、シビックプライド醸成に繋がる歴史文化遺産活用推進協議会からの要望
令和8年7月10日提出
平素より、本市の産業振興並びに魅力あるまちづくりの推進にご尽力いただき、厚く御礼申し上げます。
山口市は、令和6年にニューヨーク・タイムズ紙が選定する「2024年に行くべき52か所」に選ばれ、国内外から大きな注目を集めました。国宝瑠璃光寺五重塔をはじめとする豊かな歴史文化資源や、穏やかな暮らしの魅力が高く評価されたことは、市民にとっても大きな誇りとなっています。一方で、本市の交流人口や滞在人口の拡大については、なお大きな可能性を有しており、更なる情報発信と地域ブランド力の向上が求められています。
山口市には、室町・戦国時代に「西の京」と称され、日本有数の文化都市として栄えた大内氏の歴史があります。国宝瑠璃光寺五重塔、常栄寺雪舟庭、大路小路の町割り、ザビエルゆかりの史跡など、大内文化を今に伝える歴史文化遺産は市内全域に数多く残されており、本市固有の貴重な地域資源となっています。
平成9年放映のNHK大河ドラマ「毛利元就」では、大内義興をはじめとする大内氏が描かれ、多くの来訪者を迎える契機となりました。しかしながら、大内氏そのものを主人公とした映像作品は未だ制作されておらず、その歴史的価値や文化的魅力は十分に全国に発信されているとは言えません。NHK大河ドラマは、地域の歴史文化を全国へ発信し、交流人口の増加、観光消費の拡大、地域経済の活性化に大きく寄与するのみならず、市民の郷土への誇りと愛着を醸成する契機となることが期待されます。
また、シビックプライド醸成に繋がる歴史文化遺産活用推進協議会(以下、本会)においては、新作講談「大内義弘伝」の制作・普及や歴史ドラマをテーマとした講演会の開催など、市民の歴史文化への関心を高める取組を進めており、大河ドラマ誘致はこれらの活動の集大成となる大きな目標であります。
つきましては、本市の歴史文化の価値を次世代へ継承し、更なる交流人口の拡大と地域活性化を図るため、山口市におかれましては、行政、経済界、文化・観光団体、教育機関、地域団体等による「大内氏をテーマとした大河ドラマ誘致」の推進組織を設立され、「オールやまぐち」体制による機運醸成及び誘致活動を推進されますよう要望いたします。
山口商工会議所並びに本会におきましても、その実現に向け積極的に協力している所存です。
何卒、趣旨をご賢察いただき、格段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
文書による回答はしておりません。