山口商工会議所からの要望
令和8年2月6日提出
当所ではこれまで、令和6年2月に「新山口エリアの環境整備に関する要望」として、JR新山口駅周辺における出店支援やバス輸送の強化、駐車場整備の促進等について要望を行って参りました。
また、令和7年6月に策定した「やまぐち魅力向上プラン」においても、JR新山口駅周辺の駐車場整備に関し、関係機関との意見交換や調整、既存駐車場の利便性向上、イベント時の駐車場対応などについて提言してきたところです。
こうした中、貴市におかれましては、立地適正化計画に基づくコンパクトなまちづくりの推進や、公共交通の利便性向上、駐車場整備に向けた基礎調査などに積極的に取り組まれており、持続可能な都市づくりが着実に進められているものと認識しております。
また、JR新山口駅および産業交流拠点施設(KDDI維新ホール)では、イベントや学会、展示会、コンサート等の開催により、市内外から多くの来訪者が訪れ、にぎわいの創出と交流人口の拡大に大きく寄与しています。
一方で、イベント開催時や鉄道利用者の集中により、周辺道路の混雑や駐車場不足が顕在化しており、来訪者の利便性確保や円滑な交通の確保が大きな課題となっています。
駐車場対策やパーク&ライドの推進は、交通渋滞の緩和や環境負荷の低減に加え、貴市が目指すコンパクトなまちづくりを実効性あるものとするためにも重要な取組であると考えております。
つきましては、今後の施策検討および関係機関・民間事業者との連携にあたり、特段のご配慮を賜り、早期の課題解決に向けた対応をお願い申し上げます。
下記のとおり、新山口駅周辺の駐車場対策について要望を提出いたしますので、何卒ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
(1)現状の改善
・大規模イベント開催時における公共交通利用の促進と、臨時駐車場や利用可能な駐車場に関する分かりやすい情報発信
・小郡総合支所などの公的施設や、近隣駅周辺施設の駐車場を活用した臨時的な対応の検討
・パーク&ライドを活用した、混雑時間帯の需要分散に向けた仕組みづくり
(スマートパーキングによる事前予約、臨時駐車場から最寄り駅までの送迎対応等を含む)
(2)駐車場整備計画策定
・駐車場に関する基礎調査およびニーズ調査結果の情報提供
・駐車場整備計画の策定に係る協議の場への参画
(3)駐車場整備
・公営駐車場(PFI等の民間活用を含む)と民間駐車場の役割分担を踏まえた検討
・既存平面駐車場の立体化を含め、民間事業者による駐車場整備を促進するための財政支援制度導入の検討
・新幹線停車駅に隣接する立地特性を生かし、小郡都市核の開発に合わせて、事業者向け専用・月極駐車場の確保に向けた取組の検討
(4)その他
・JR新山口駅周辺に加え、山口都市核(山口駅前地区)におけるフリンジ駐車場を含めた駐車場整備についての具体的な協議・検討
(1)現状の改善
JR新山口駅および産業交流拠点施設(KDDI維新ホール)でのイベント開催時におきましては、チラシなどの配布により公共交通機関の利用を促すほか、ウェブサイトを通じた公共駐車場の空き状況の発信や、イベント主催者と連携した臨時駐車場の確保などの取組を実施しているところでございます。
こうしたイベント時に生じる駐車需要につきましては、現在実施しております駐車場基礎調査において確認することといたしており、御要望いただいた内容も踏まえ、混雑緩和に向けた取組について検討してまいりたいと考えております。
(2)駐車場整備計画策定
JR新山口駅周辺の駐車場が有効に機能を発揮するためには、駅周辺における駐車場需給状況や将来需要、今後の小郡都市核づくりの方向性を踏まえた駐車場整備に関する方針を公民で共有し、適切な役割分担の下、駐車場の確保に向けた具体的な取組を進めていくことが必要であると考えているところでございます。
こうしたことから、御要望の基礎調査及びニーズ調査結果につきましては、とりまとめを行った後、皆様にわかりやすい形でお示ししてまいりたいと考えております。
また、今後の検討する駐車場施策が、地域の実情に即した実効性の高い取組となるよう、関係者の皆様とも十分な意見交換を行ってまいります。
(3)駐車場整備
駐車場整備につきましては、御要望いただいた公民の役割分担や駐車需要の視点を考慮しつつ、現在実施しております基礎調査の結果や将来需要を踏まえ、民間事業者による立体駐車場整備の促進に向けた財政支援制度導入の検討や事業者向け専用・月極駐車場の確保のあり方について、関係者の皆様と意見交換を行いながら進めてまいりたいと考えております。
(4)その他
山口都市核につきましては、「駐車場整備地区」が指定されており、令和5年10月に「山口市駐車場整備計画」の見直しを行ったところでございます。
本計画では、「山口駅前地区」における駐車場整備の目指すべき方向性といたしまして、「集約化による総数の適正化」や「アクセス性や施設の立地、歩行者動線を考慮した適正配置」を掲げており、フリンジ駐車場の整備による集約化は、本エリアにおける駐車場を取り巻く課題の解決や、まちの魅力創出の面からも有効な取組であると考えているところでございます。
また、本エリアにつきましては、中心市街地の活性化やまちなかウォーカブルといった様々な取組を進めているところでございまして、こうした取組の方向性も踏まえながら、駐車場整備の促進に向けて関係者の皆様と協議を重ねてまいりたいと考えております。