山口市歯科医師会、吉南歯科医師会、阿武歯科医師会からの要望
令和4年10月27日提出
近年、歯科口腔保健に対する国民の意識が高まっており、国の「骨太の方針」には2017年以来、歯科に関する記載が明記されており、本年の「骨太の方針2022」においては、「全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の集積と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療職間・医科歯科連携を始めとする関係職種間・関係機関間の連携、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、歯科技工を含む歯科領域におけるICTの活用を推進し、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。」と一層踏み込んだ方針が示されたところです。
一方、公益社団法人山口県歯科医師会では、これに先立ち、令和2年度から山口県、山口県歯科医師会、山口県歯科衛生士会、サンスター、ライオン、ロッテ、山口フィナンシャルグループで組織する協議会による「官民協働健口スマイル推進事業」を「健康と笑顔は口元から」を合言葉に展開し、口腔保健に関する普及啓発、リーダー養成等に取り組んでいるところであり、一部の市においては、市の歯科衛生士が主体となって事業を推進し成果を上げています。
このような状況の中、健康増進事業の具体的実施主体は市町でありますことから、貴市の歯科口腔保健推進の体制強化を大いに期待しているところです。
歯科口腔保健の向上のみならず、口腔の健康が全身の健康に繋がることから市民の健康寿命の延伸に、更に、元気な山口っ子、元気な高齢者、を増やすことにつながります。貴市における歯科衛生士の配置を切に要望いたします。
文書による回答はしておりません。