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大歳小学校前通学路における交通安全の早期実現についての要望と回答(大歳地域まちづくり協議会からの提出)

印刷ページ表示更新日:2022年5月17日更新 <外部リンク>

大歳地域まちづくり協議会からの要望
令和4年4月12日提出

要望内容及び回答

 標題通学路の交通安全対策は、本協議会にとって重要かつ喫緊の懸案事項であり、これまで山口市はじめ関係機関において諸対策を講じていただいているところですが、未だ根本的な解決には至っておりません。
 そのため、昨年度の車座トークにおきまして、周辺の道路整備などのお願いをさせていただきましたが、改めまして、通学路における交通安全に関連する下記の提案につきまして、早急な御対応を要望するしだいです。
 つきましては、将来を担う大歳小学校の児童たちのため、「安心して登下校できる安全な通学路」の早期実現に向けた効果的な対策を、関係課連携のもと計画的に講じていただきますようお願いいたします。なお、本要望に基づく諸対策の事業化に際しては、本協議会との事前協議の場を設けていただきますよう併せてお願いいたします。

  一  大歳小学校・大歳地域交流センター周辺の浸水対策
  一  市道勝井中矢原線の水路の蓋掛け及び交差点改良
  一  計画的な道路整備、交通規制による登下校時の通学路進入車両の抑制


※以上の提案は、地域住民による日々の見守り活動や不定期な警察の取り締まり対策に加え、浸水予測0.5~3mとされる通学路周辺住民の不安を解消したうえでの道路改良(水路の蓋掛け)によって児童と車両にとって安全な道路幅員を確保するとともに、他地域からの進入車両を分散できる道路網を将来的に整備することで、通学路のみならず地域全体の交通安全や渋滞緩和に繋げていくためのものであり、それぞれの提案に基づく事業が最大の効果を得るためには、関係課連携のもと、各分野における正確な現状分析や事業効果の検証に基づいた綿密な計画作成が不可欠と考えます。

一 大歳小学校・大歳地域交流センター周辺の浸水対策

・大歳小学校前通学路(市道勝井中矢原線のうち別紙位置図、案内図における緑の破線で示した区間)の水路の蓋掛けに対しては、前提として、周辺地域の住民、災害時に大歳地域交流センターや大歳小学校への避難が必要な住民の安全の確保が求められている。
・そのため、市道勝井中矢原線と同勝井下湯田線の交差点南西の空き地(矢原469番)の地下に貯留施設を設置し、豪雨災害でも安心できるよう浸水対策を講じていただきたい。
・併せて、既存の椹野川の湯田堰と千代丸堰、遠隔操作可能な取水ゲートによる流量調整と新たな貯留施設の機能により、どの程度までの豪雨に耐えうるか、水路の蓋掛けが災害に影響しないか、不安視する住民に説明できる具体的な計算根拠やデータについて示していただくようお願いしたい。
・なお、本協議会が事業用地と想定する「矢原469番」について、地権者同意については、既に地元の地権者知人を通じて確認しており、本要望書の回答後、然るべき段階で本協議会から書面にて確認し、改めて事業主管課に要望する予定であることを申し添えるとともに、貯留施設の地上部分の活用については、一部を交差点改良の用地とし、残る部分は大歳地域のまちづくりの推進のために有効利用できるよう御配慮いただきたい。
 

回答(道路河川建設課)

 これまで、要望地周辺における浸水対策といたしまして、御案内のとおり、大雨時の河川水の流入抑制を図るため、矢原堰取水ゲートや千代丸堰取水ゲートの改修を行い、その運用を行っております他、雨水貯留浸透機能の向上を図るため、大歳小学校や大歳地域交流センターにおける排水性舗装や浸透ますなどの整備もあわせて行ってまいったところでございます。
 これらの整備によりまして、要望地周辺における浸水被害の軽減が図られているものと考えております。
 加えまして、本年度は、下湯田堰取水ゲートの改修を行う予定といたしておりまして、その完成により、更なる浸水被害の軽減が図られるものと考えております。
 なお、御提案の貯留施設の設置につきましては、その効果を検証いたしまして、関係部署と連携しながら、より有効な整備手法について検討いたしてまいります。
 

一 市道勝井中矢原線の水路の蓋掛け及び交差点改良

・市道勝井中矢原線の水路の蓋掛けについては、これまでの経緯のとおり、近隣住民の合意が得られた後に、御対応いただけるとの認識でいる。
・併せて2つの交差点、すなわち市道勝井中矢原線と同勝井下湯田線、同中村小出線との交差点の改良工事を要望する。
・両交差点においては、これまでの対策により通学時間帯に他地域から流入する車両の抑制がなされるとともに、併せて勝井中矢原線の交差点の信号を廃止し、中村小出線ほかの交差点の信号を交互通行式に切り替えるなど県道ほか幹線道路との円滑な車両通行が図られた。
・しかしながら、新たな課題として、勝井中矢原線の通行車両が勝井下湯田線との交差点付近ではスピード超過傾向となり、中村小出線との交差点付近では信号待ちの児童が溢れる横を急いで通過、右左折する車両が見受けられる状況となっており、地域ボランティアによる毎日の立哨にも負担がかかっている。
・幸い大事故には至ってないものの接触事故は発生しており、児童の安全、事故防止のために両交差点には歩行者だまり部分が必要と考え、交差点改良を要望するものである。

・なお、浸水対策と同じ用地である「矢原469番」の地権者と同様に、「矢原1184番2」の地権者の同意についても、本要望書の回答後、然るべき段階で本協議会から書面にて確認し、改めて事業主管課に要望する予定であることを申し添える。

回答(道路河川建設課)

 水路の蓋掛につきましては、御案内のとおり、地元水利組合の同意のもと、水路整備とあわせた道路改良工事の要望を受けまして、令和元年7月23日に隣接関係者等への地元説明会(出席者約50名)を開催いたしましたが、水路を暗渠化することに対しまして、一部の地元関係者から了解が得られず、事業化には至りませんでした。
 今後、地元関係者の合意形成が図られました際には、事業を進めてまいりたいと考えておりますので、引き続き御協力の程、よろしくお願い申し上げます。
 また、市道勝井中矢原線と市道勝井下湯田線及び市道中村小出線との2か所の交差点改良につきましても、地元関係者の合意形成が図られました際には、事業を進めてまいりたいと考えております。
 なお、事業実施にあたりましては、関係者の皆様方と協議、調整いたしてまいりますので、引き続き御理解、御協力の程、よろしくお願い申し上げます。

一 計画的な道路整備、交通規制による登下校時の通学路進入車両の抑制

・現在、山口市において計画がある、または既に事業化されている市道の田屋島岩富線、東山通り下矢原線に加え、今後の整備対象となる路線については、通学路を含む地域全体の車両交通への効果を見極めた道路整備や交通規制の計画、ビジョンを山口市関係課、県や警察等の関係機関、地域住民が共有し、登下校時の通学路への進入車両の抑制はもとより、地域内幹線道路への系統、連続性の向上、渋滞の緩和など最大の効果が得られる対策を講じていただきたい。
・そのために、地域内の主要な南北及び東西の道路網において、幹線道路や交差点ごとの交通量、他地域との流入流出状況など、専門業者により現状調査及び分析をおこない、どのような道路整備や交通規制が必要で有効かを綿密なシュミレーションによって導き出す必要があるものと考える。
・この要望の実現には、多くの時間が必要と考えるが、大歳地域では通学路周辺でも宅地開発化が進み、大歳小学校の児童数や通学路の車両交通の増加傾向が予想されることから、近隣他地区の人口推移も把握したうえで、有効で無駄のない道路整備、交通規制により、将来的な児童の通学路の安心安全、ストレスのない地域内交通が成されることを要望する。
 

回答(都市計画課)

 大歳地域は、山口都市核と小郡都市核をつなぐ位置にありますことから、通過交通も多く、幹線道路の混雑に伴い大歳地域の生活道路へ流入する通過交通の抑制が課題であると考えております。
 こうした中、本市におきましては、都市計画区域内の道路ネットワークの検証を実施いたし、未整備となっている大歳地域内の都市計画道路につきましては、今後も必要であるとの検証結果に基づき、県に対し都市計画道路平井下湯田線の整備を要望いたすとともに、市において都市計画道路東山通り下矢原線の整備を進めているところでございます。
 この他、県道山口小郡秋穂線から山口宇部道路へとつながる市道田屋島岩富線につきましても、前述の検証に際しまして、主要な市道として組み込んでおりますことから、令和2年に策定した山口市都市計画マスタープランにおいても、外郭環状道路として位置づけ、通過交通の市街地内部への流入抑制に寄与する路線として、現在、整備を進めております。
 当該路線の大歳地域における整備につきましては、現在、着手しております平川地域における工事が完了した後に進めることといたしており、整備に向けた交通量調査等を実施いたしますとともに、ルート案を地域の皆様にお示しし、御意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。
 なお、これらの幹線道路の整備には時間を要しますことから、生活道路における歩行者通行帯の確保や交差点改良などによる部分的な道路改良、通過交通の流入抑制や速度低下を促す規制の導入といった取組も併せて行う必要があるものと認識いたしており、社会実験の実施などによる有効性の確認も含めて検討してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、幹線道路と生活道路それぞれの役割に応じた整備を行うことによりまして、安全・安心で快適な通行が可能となる道路整備に努めてまいります。
 あわせて、これまでも実施してまいりました「山口市通学路交通安全プログラム」に基づく、通学路の危険箇所の把握とその解消につきましても、関係機関と相互に連携しながら着実に対応いたし、引き続き計画的・継続的な通学路の安全対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
 

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