山口県農業協同組合、山口あぶトマト部会からの要望
令和3年11月26日提出
農業を取り巻く環境は、農業生産者の高齢化及び後継者不足、年々激しくなった異常気象により、益々厳しい状況におかれています。山口あぶトマト部会は平成17年に旧JA山口中央と旧JA山口阿武が生産量の拡大によるブランド力強化を目的に全国でも例を見ない産地統合を行い、中国地方でも有数のトマト一大産地となりました。
平成31年に県域合併を行いJA山口県となった今においても産地の維持発展を図るため、部会及び関係機関が連携し、活動しております。中でも山口市における「夏秋トマト産地パッケージ計画」や萩市における「トマトスクール」の開講においては新規栽培者の確保から経営安定に至るまでの期間に様々な支援策を講じて頂き、安定的なトマト産地の維持拡大を図ることにおいては多大な成果を生み出し、生産者においては生産意欲向上にも繋がっています。
こうした中、平成5年度にトマト選果場施設を新設し、平成15年度に品質保持のための予冷庫を整備し、平成16年度には選果精度向上のため「カラーソーター式トマト選別機」を整備しております。しかし、選果機は27年を経過しているため老朽化による機械等の不具合が年々増加し、応急的な修理で対応していますが、いつ選果作業が止まるか予測が出来ない状況です。選果機が止まれば現在の産地規模の維持ができなくなることは必然と考えられ、県及び市からの支援体制においてこの度選果機の整備を計画いたしました。
つきましては、継続的なトマトの安定生産産地の維持発展及び生産者の負担軽減を図る目的として選果機の整備費用についてご支援して頂きたくお願い申し上げます。
文書による回答はしておりません。