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(仮称)山口市都市核づくりビジョンにおける中心市街地エリアの整備に関する要望と回答(山口商工会議所からの提出)

印刷ページ表示更新日:2021年8月21日更新 <外部リンク>

山口商工会議所からの要望
令和3年8月18日提出

要望

 山口商工会議所では『山口未来構想特別委員会』を設置し、山口、小郡両都市核の発展なくして山口市の発展なしとの認識のもと、山口都市核の中でも中心市街地エリアを、小郡都市核の新山口駅エリアと共に高機能都市集積重点エリアと位置づけ、中心市街地エリアの未来の姿について、市民への提言に向けて議論と検討を重ねて参りました。
 本市は自然や歴史、文化、教育環境にも恵まれ、人口減少も比較的緩やかであるなど、今後さらに発展する可能性を秘めた街です。
 山口都市核においては、近年人口集積が進み、市内他地域や近隣市町からの移り住みも顕著で、中でも中心市街地エリアにおきましては生活に必要な機能が集積し、コンパクトなまちづくりが進んでいます。その背景には、大内氏の時代から自然災害に強い場所に街が形成され、中国や朝鮮半島との交易で大いに栄え、国際都市として日本でも有数の人口集積地域として発展してきたという歴史があり、その後戦禍にのまれることなく、今も中世の町割りや情緒が遺る、風格と品格のあるエリアです。
 市域全体の経済の発展には、人が集い、新たな産業が生まれ育ち、そこで生きる人々が街に誇りを持ち住み続けたいと思う、そして街を離れても、いつかは帰ってきたいと思える、そんな街であることが大切であり、そして初めて山口市を訪れた人がもう一度訪れてみたい、いつかは住んでみたい、と思う魅力溢れる街であることが大切です。
 私たちが未来に繋いでいくのは、先人が残した歴史や文化を磨き上げながら、より魅力にあふれ、どの世代も「一人ひとりが輝く街」です。今回、特別委員会でとりまとめた中心市街地エリアの取り組みにつきまして、(仮称)山口市都市核づくりビジョンに反映いただき、そして実現に向けてお取り組みいただきますよう、切にお願い申し上げます。

<短期的に取り組んでいただきたい事項> (おおむね10年以内)

1 にぎわい、つながる街~市民が安心して集い、遊び、学び、帰りたくなる街~
 街なかに人々が自然に立ち寄り、安心して集える「居場所」となる「にぎわいの拠点」が必要です。既にある魅力と新しい魅力が相乗効果を生み、にぎわいを生み出す「発展し続ける街」を目指します。

 (1)にぎわいの創出と連携を
  ●新しい街の魅力の誕生につながる起業支援や創業促進、店舗の誘致等
   (特産品等を販売する「まちの駅」など)
  ●山口市の歴史が身近に感じられるような施設(歴史の駅=山口市の歴史を知ることができる展示館などをイメージ)の設置
  ●パークロード沿いに飲食店やアンテナショップを設置し、回遊できる動線の設定
  ●電気自動車やスローモビリティなどの新しい2次交通の整備による、都市核内又は中心市街地内の拠点間の移動の利便性向上

 (2)街なかにオフィスを
  ●新たな事業所の街なかへの誘致
  ●テレワーク可能な個室や、打合せなどに活用できるスペースの設置
  ●ICTデジタルインフラの整備や、DXによる生産性の向上
  ●大学や地元企業など、多様な人材が交流できる拠点づくり

 (3)街なかにキャンパスを
  ●大学などのサテライトキャンパスを設置し、学生による主体的な学習活動を応援し、地域との連携が図れる仕組みづくり
  ●空き店舗などを活用したチャレンジショップ事業を行い、起業支援などを通じて山口市への定住の促進
  ●中心市街地エリアを学生に実践フィールドとして提供し、街なかぐるみで支援できる課題解決型学習の実施
  ●留学生や山口市在住の外国人と市民が互いに異文化交流できる事業の仕組みづくり

 (4)街なかに子どものための施設、子育てを応援する施設を
  ●子育てがアドバンテージになる街となるよう、乳幼児と保護者のための、乳幼児を預けられる・子どもが遊べる施設、保護者が集まって会話ができ、専門家へ気軽に相談できる環境の確保、構築
  ●幼児や小学生向けのプレーパーク※のような生き生きと自由に遊べる施設の設置
  ●中・高・大学生向けに、放課後に自由に使える・勉強ができる場と、先輩や大人に進路などの相談がしやすいフリースペースの設置
   ※プレーパーク=管理人のもとで、子どもたちが自分の責任で自由に遊びを発想できる場所を指します。

2 歴史を伝え、感じる街~大内文化や明治維新の歴史の魅力を生かせる街に~
 山口市には多くの歴史的な遺構と文化があり、今も生活の中に息づいています。シビックプライド※を醸成し、地域に対する愛着を次世代へ繋げる豊かなコミュニティを形成するためにも、子どもたちが将来にわたって誇りをもち、愛せる郷土の歴史・文化を大切に育む街になることが必要です。
  ※シビックプライド=自分自身が関わって地域を良くしていこうとする、当事者意識に基づく自負心を指します。

 (5)歴史や文化が漂う街並みの保存や魅力あふれる歴史文化の磨き上げを
  ●大内文化が色濃く残る街並みや、明治維新に関する文化財を、大人も子どもも親しみやすく、楽しめるものとして再構築
  ●大内塗りなどの大内文化、明治維新の歴史遺産を更に磨き上げ、積極的に発信する体制の整備
  ●商店街への映画館復活を通じた、市民が新たな文化に触れる機会の創出

3 景観を楽しむ街 ~自然と暮らしが融合した街に~
 春夏秋冬、どの季節でも自然の魅力を存分に感じられる山口市だからこそ、身近にある道の安全性を高め、魅力を向上することで、車で移動するのではなく「歩いて暮らす街」「季節や自然を感じ、まちの景観を楽しむ、歩きたくなる街」になることが必要です。

 (7)歩く楽しさを感じる街づくりを
  ●商店街の空き店舗にインスタ映えするシャッターアートを施し、買い物だけでなく、目で楽しめるスポットの設置
  ●パークロードから山口駅までを回遊できる空間へ整備し、街歩きしたくなる魅力あふれる周遊コースを提案
  ●標識看板や広告などを良好にデザインする景観形成
  ●電柱の地中化による、安全性の向上と景観整備
  ●商店街アーケードと駅通りが交差するところにある「魔法の屋根」を撤去し、市役所側と山口駅側にアーケードを拡張
  ●県道204号線沿いに駐車場を整備し、商店街へのアクセスを向上
 (8)道路環境の整備を
  ●歩行者、ランナー、自転車のそれぞれが安全に楽しめる通行路の整備
  ●ランナー、サイクリスト向けのステーションの整備

 (9)市民会館は新本庁舎等、亀山周辺エリア全体の景観に配慮し、文化芸術都市としての都市魅力向上も見据えた整備を
  ●市民会館を亀山周辺エリア内で移転し、亀山周辺エリアの文化ゾーンとしての魅力向上
  ●現在の市民会館跡地は、新市役所のフロントエリアとなるように芝生公園化へ

<長期的に取り組んでいただきたい事項>

3 景観を楽しむ街 ~自然と暮らしが融合した街に~
 (6)県道204号線をまたいだ動線の分断解消を
  ●早間田交差点と市民会館前の地下通路を撤去して、横断歩道を増やしスクランブル化することで、人々の往来やにぎわいが「見える道」へ
  ●県道204号線を減線して歩道を広げ、マルシェなどを開催できるロードサイドを確保し、「第2のパークロード」となるように整備
  ●早間田交差点の周辺を公園化し、新しい市役所庁舎と一体化した空間となるように整備

 (7)歩く楽しさを感じる街づくりを
  ●商店街のアーケード内をいつでも安心安全に歩けるような24時間歩行者専用道路化
   ※歩行者道路化に伴い、事業者のためにバックヤード(共同荷さばき場)の設置

回答 

 文書による回答はしておりません。

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