山口商工会議所からの要望
令和3年7月13日提出
現在、対コロナ対策の切り札として、市民のワクチン接種を迅速に進める事が推進されている所です。その様な中、政府においては高齢者向けのワクチン接種に目途がついたとして一般向けの接種に本格的に着手されようとしており、社員1000人以上の大企業においては産業医等による職場接種が推進されております。
しかしながら、産業医の設置要件の無い社員数50人未満の事業所や、産業医がいても社員数が1000人に満たない事業所では、職場接種の機会に恵まれない事になります。中でも本市におきましては1000人以上の社員をかかえる事業所は皆無であり、約9000社の中小企業・小規模零細事業者に地域経済を依存しているところが大きく、接種の遅れは市内経済の回復の遅れに直結致します。
そこで、当所におきましては、多くの会員の皆様を対象にした「職域接種」の実施について、その準備を進めており、会員3000名を対象に「職域接種」を実施することといたしました。
貴市におかれましては、高齢者接種に次ぐ一般接種(12歳から60歳)の開始が、7月中旬以降、順次始まっており、また接種券の発行についても、接種順位、年齢区分ごとに順次発送されますことから、全会員を対象とした「職域接種」によらずとも、多くの会員の皆様が、順次、接種できる体制の確保をされているところでございます。
つきましては、今後、貴市で実施される一般接種に当たりましては、当会議所の多くの会員が速やかな接種を希望しておりますことから、ワクチンの確保を始め、接種体制など既に十分にご検討のこととは存じますが、予約時の混乱回避をはじめ、接種会場の十分な確保や、余裕のある接種日程の調整など、接種を希望する市民誰もが、円滑に接種をうけることができ、市民の新型コロナワクチンへの免疫が早期に整いますよう、万全の体制で取り組まれますことを切に要望いたします。
とりわけ、土曜日・日曜日における集団接種会場の拡大や、身近な医療機関における平日時間延長による接種等、柔軟かつ継続的な対応について、特段の御配慮をお願い申し上げます。
文書による回答はしておりません。