令和3年2月8日(月曜日)、本市は、市内を拠点に活動するアーティストの発掘・育成を目的とした「第11回やまぐち新進アーティスト大賞」に吉敷佐畑の画家、佐々木範子さんを選出し、贈呈式を行いました。
佐々木さんは周南市生まれで、金沢美術工芸大美術工芸学部を卒業されています。山口市に移住後、2010年から作家として活動を続けておられます。
今回出品されたのは、徳佐のリンゴを描いた「果ての実」「陽光」、近所の田んぼに育った稲穂をモチーフにした「一粒」、計3点の水彩画です。キャンバスに青と黒の絵の具を混ぜて水彩用の筆やはけ、書道用の筆などで描かれています。
贈呈式では、審査委員長を務めた斎藤郁夫県立美術館学芸参与が「細やかで優しい表現もある反面、厳しさもある画風。余白の白と絵の具の青が効果的に使われていて、構成力と表現力が高い」と講評されました。また、渡辺市長は「一層創作活動に専念され、飛躍することを期待している」と激励しました。佐々木さんは「描いても描いても思うようにいかないところが絵画の魅力。今後も気を引き締めて制作に励みたい」と喜びを語られました。
副賞を贈呈する渡辺市長と受け取る佐々木さん
出品作品を紹介する佐々木さん
記念撮影に納まる出席者
文化交流課 ☎083-934-2865