令和2年11月7日(土曜日)、優れた現代詩集に贈られる第25回中原中也賞の贈呈式を市内のホテルで行いました。第一詩集「美しいからだよ」で受賞された水沢なおさんは、「詩とはなにか、美しいとは何かを、これからも妥協せず表現し続けていきたい」と抱負を語られました。
水沢さんは静岡県出身で、武蔵野美術大学に進学後、詩の創作を開始。小説に近い物語性を持つ文体が特徴的で、受賞作には大学1~3年生の時に書いた詩が収められています。
贈呈式では、渡辺市長が山口萩焼の陶板の賞状や中也のブロンズ像などを手渡し「この賞をさらなる飛躍への一歩としてほしい」と激励しました。
中原中也賞は今年で25回目。公募・推薦の計224点の応募がありました。また、例年は中原中也の生誕日である4月29日に贈呈式を行っていますが、今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、延期をして開催しました。
渡辺市長(左)から中也のブロンズ像を受け取る水沢さん(右)
受賞あいさつをされる水沢さん
お祝いの言葉を述べる渡辺市長
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