令和元年6月から進めていた鋳銭司地域交流センターの本体工事と駐車場舗装工事がこのほど完了し、本年6月15日(月曜日)から供用を開始しました。また、これを受け、7月23日(木曜日・祝日)には、鋳銭司地域交流センター落成記念式典を開催しました。このたびの建替整備は、昭和55年3月に建設された旧鋳銭司地域交流センターの老朽化と狭隘解消に伴うもので、新たに山口市鋳銭司5675番地1へと建て替え移転しました。
移転整備した施設は、「山口市南部地域活力アップ推進プラン」に係る南部地域の拠点の一つとして、また、広い敷地と交通結節点という立地条件を生かし、パーク・アンド・ライド駐車場としても活用しています。建屋は、鉄筋コンクリート造の平屋建てで、行政窓口サービス機能と交流スペース、生涯学習・社会教育活動、地域づくり活動の拠点となる機能を備え、ユニバーサルデザインやバリアフリーにも配慮した施設となっています。また、シャワー室を備え、消防車庫と合築することにより、地域防災拠点としての機能も拡充しています。建物の前面には、鋳銭司地域の昔ながらの「屋垂れ」をイメージした空間を設け、市内産の木材を使用することで、柔らかく温かみを感じる建物となっています。
市長は「この新しい鋳銭司地域交流センターが、新たなまちづくり、地域づくりの拠点となり、地域の子どもさんから高齢者のすべての皆様方が集うコミュニティの場として大いにご活用いただき、鋳銭司地域のさらなる魅力の向上と発展につながることを期待している」と述べました。また、鋳銭司自治会の岡本敏会長は「新たな施設の整備にご尽力いただいた皆様に感謝する。今後も鋳銭司地域が生き生きとした場所であり続け、地域の人々が誇りを持ち、勉強に励み、未来に挑戦する多くの若者がこの地に育つことを願っている」と述べられました。
式典後は、鋳銭司を生誕の地とする明治維新の立役者の一人、大村益次郎の銅像除幕式も行われました。
新しい鋳銭司地域交流センターの外観
玄関を入ると温もりのある交流スペースが広がる
祝辞を述べる市長
建立された大村益次郎の銅像を前にする岡本会長
協働推進課 ☎083-934-2965