平成30年6月24日(日曜日)、山口市南消防署で「消防団大学」を開講しました。
「消防団大学」とは、地域防災の指導的役割が求められる消防団員が、1年間に渡り、消防・防災に関する高度な専門知識や技術を学ぶとともに、消防団組織の現状を踏まえた課題の研究を行い、将来の消防団を牽引できる若手消防団員を育成する山口市独自の消防団員研修です。
開講式では、消防団大学学長の田中消防長が、「消防団大学の栄えある1期生として、互いに協力し、切磋琢磨しながら、多くの成果に繋げていただくことを期待する」と挨拶しました。また、河村博次消防団長が、「団員同士の親交を深めながら、消防団員として志高く、市民の安全と安心を支えるために地域防災力の知識と技術を身に付け、次世代の消防団を牽引して欲しい」と激励しました。代表して入講許可証を学長から受け取った学生消防団員の坂本和也さんは、「いざという時に地域に貢献できるよう地域防災の専門的な知識と技術を学びたい」と意気込みを話されました。
この消防団大学に入学した31人(男性22人、女性9人、平均年齢38.1歳)は、これから1年間、専門知識や技術を学ぶ「人材育成課程」と消防団の現状課題を整理し、活性化に向けた研究を行う「研究課程」のカリキュラムに取り組みながら、消防・防災に関する高度な専門知識や技術を学び、消防団の活性化の方策を研究していきます。
市では、今後とも、消防団大学をはじめとした様々な取り組みにより防災対策や消防・救急体制の充実を図り、市民の皆様が安全・安心に暮らせるまちづくりを進めてまいります。
消防長から入講許可証を受け取る坂本さん
激励をする河村消防団長
応急手当の実技講習を受ける受講生
受講生の集合写真
消防本部警防課 Tel083-932-2202