平成30年2月18日、山口市および山口県立大学の共催で「生涯活躍のまちフォーラム」を開催しました。
本市では、地方創生の取り組みの一つとして、平成28年に「山口市生涯活躍のまち構想」を策定し、アクティブシニアの移住促進や、誰もが生涯活躍できるまちづくりを進めているところです。昨年5月からは、山口県立大学と連携して開設したアクティブシニア支援センターにおいて、シニアの生活を地域でサポートするコーディネーター人材の育成プログラムを実施しています。
この度のフォーラムでは、「人生100年時代!やまぐちらしいライフプランの設計」をテーマとして掲げ、山口市民が生涯にわたり活躍できるまちづくりについて考える場として開催し、約140人の市民が、講師やまちづくりの実践者の話に耳を傾けられました。
フォーラムの前半では、三菱総合研究所の松田智生氏により「チャンスをつかむ大学連携型コミュニティの可能性」と題した講演があり、「CCRC(Continuing Care Retirement Communityの略で、高齢者が健康で元気に暮らし続けることのできるコミュニティのこと)の本質は、カラダの安心、オカネの安心、ココロの安心。地域の特性を生かした多世代コミュニティによって、市民・公共・産業・学校が四方一両得を実現できる」と話されました。
後半には、周防大島町にIターンをされた総務省地域力創造アドバイザーの泉谷勝敏氏や山口アクティブシニアエイジングシティ構想を策定した山口商工会議所副会頭の川久保賢隆氏、Uターンをして、現在阿東徳佐で農業や定住支援活動に取り組まれている関和貴氏、大殿地域型CCRCの検討をはじめ、幅広くまちづくりに取り組まれている岡野公紀氏をパネラーに招き、山口県立大学田中マキ子教授の進行のもと、パネルディスカッションを行いました。
来場者からは、「山口市の可能性に貢献したい」「自分の能力を生かせる地域づくりは何か、という課題が見えた」との意見があり、生涯にわたり幅広い世代・分野が輝くコミュニティ形成について理解を深められていました。
本市では、今後も山口らしい都市の魅力向上や働く場の創出、子育て・教育環境等の整備に取り組みながら、「山口に住んでみたい、住み続けたい」と実感していただけるようなまちづくりを展開していきます。
山口らしいCCRCを参加者と一緒に考える三菱総合研究所松田智生氏
講師やパネルディスカッションでの話に聞き入る参加者の皆さん
パネルディスカッションで山口市の現状と生涯活躍できるまちづくりについて話す山口県立大学教授・アクティブシニア支援センター長の田中マキ子氏(壇上右)
創生推進課 Tel083-934-2728