山口情報芸術センター[YCAM]や中央公園などを含む「情報・文化ゾーン」内に、平成29年8月18日にスターバックスコーヒーがオープンすることから、8月17日、関係者による内覧会が行われました。
スターバックスが出店したのは山口情報芸術センター[YCAM]や山口中央公園に隣接する市有地。周辺にはNHK、山口ケーブルテレビなどがあり、山口市の情報メディア発信拠点となっています。この用地の有効活用のため、昨年7月に軽飲食店舗の出店を募集したところ、スターバックスコーヒージャパン(株)から応募があり、書類やプレゼンテーション審査を経て出店事業者として決定しました。
スターバックスコーヒーは世界規模で展開しているコーヒーのチェーン店。スターバックスは山口市中央公園店が県内では5店舗目で、市内では初進出です。
35台の駐車が可能で、ドライブスルーを併設。店舗面積は86.08坪(284.58平方メートル)でゆったりしており、88席(店内58席、テラス席30席)が用意されています。店内からは中央公園の芝生広場が見渡せ、広場と同じ目線になるよう店内の椅子やテーブルも低く設計されています。カウンターには県内産の椎の木が使われているほか、建物内外にふんだんに木材が使用されています。公園と駐車場を結ぶ半屋外スペースの壁面には人魚がコーヒー農園から海を越えて本市までコーヒー豆を運ぶ様子が描かれ、地域とのつながりが表現されています。
内覧会には伊藤和貴副市長やスターバックスコーヒージャパン(株)の中島肇西日本店舗営業本部長が出席されました。中島本部長から店舗の説明を受けた伊藤副市長は「他のスターバックス店舗を見てきたが、ここはクオリティが高く中央公園にマッチしていて素晴らしい。スターバックスは若い人に人気があり、都市機能のバロメーターとも言われている。お互いにいい効果を出していきたい」と述べました。中島本部長は「山口市の方々に最高の価値を届けるにはどうしたらよいか社内で検討してきた。結果的に素晴らしい風景をお見せできる場所に決まり建築にも力を入れた。子どもさんが芝生で遊ぶ様子を眺めながらコーヒーが飲める場所を求めていた。この空間と時間とコーヒーを味わって欲しい」と話されました。
スターバックス山口市中央公園店は平成29年8月18日8時オープン。営業時間は8時から22時までとなっています。
中島本部長から店舗と芝生広場との調和について説明を受ける伊藤副市長
バリスタに入れていただいたコーヒーを試飲する中島本部長と伊藤副市長。副市長は「とてもマイルドで飲みやすい」と感想を述べた。
中央公園の芝生広場側から見たスターバックス山口市中央公園店の外観。店舗の横並びにYCAM・図書館が見える。
カウンターのフロントパネルには山口県産の椎の木が使われ、地域とのつながりを大切にした暖かみのある空間を演出している。
半屋外スペースの壁面に描かれた絵。左端には五重の塔や白狐が描かれている。製作にあたっては作家が現場に来て直接筆を入れ描いた。
文化交流課 Tel083-934-2717