市民とスペインとの交流や国際理解を進めるため、平成29年8月4日、山口総合支所でスペイン出身の方を本市の国際交流員として任用する着任式が行われました。
本市では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、スペインのホストタウンとして登録。スペインの事前キャンプ地誘致活動に取り組んでおり、今年2月に、水泳スペイン代表チームの事前キャンプ地に決定したところです。
そうした中、引き続き誘致活動を進めると共に、スペイン王位水泳連盟との具体的な折衝などへのサポート、またスペインの生活文化や習慣などの紹介を通して、市民の皆さんと交流し国際理解を進めるなどのサポートをしていただくため、このたびの国際交流員を任用したものです。
任用したのは、スペイン人のマリア・ルビオさん。マリアさんはスペイン在住中に日本のアニメ映画に出て来る景色に感動し日本に興味を持たれたそうです。スペインや日本の大学で日本語の翻訳や通訳を学ばれました。大学卒業後、マドリードでインターン中、山口県の国際交流員として働いていた方に山口の事を聞いて山口へ興味がわいたといいます。平成25年から3年間、山口県の国際交流員としての任期を終え、このたび本市の国際交流員として着任されました。
マリアさんは「山口市は霧が山から降りてくる様子が神秘的でスペインにはない良さがある。まちを散歩しているといろんな人から声をかけられて、アットホームで生まれ故郷に似ている。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて山口市とスペインの架け橋となれるよう一生懸命頑張りたい」と抱負を述べられました。
本市とスペインとの交流は、戦国時代まで遡ります。465年前にフランシスコ・ザビエルが日本で最初に布教活動をしました。これをきっかけにスペインとの交流が進み、ザビエル来日400年を記念して昭和27年に旧サビエル記念聖堂が建築されました。また、ザビエルの生まれた城があるパンプローナ市と昭和55年に姉妹年提携を締結しています。さらに、スペインをキーワードに、毎年11月3日に「スペインフィエスタ」が中心商店街で行われています。
今後は、スペインに関する各講座や料理教室、講演会、さらに水泳スペイン代表選手を招いた交流などを予定しています。
マリアさんが伊藤和貴副市長から辞令を受けとっている様子
辞令交付後、副市長と握手するマリアさん
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