平成27年11月4日、本市出身の詩人中原中也と親交のあった故安原喜弘氏が所蔵されていた中原中也の書簡、遺稿、遺品127点を、ご遺族の安原喜秀氏(東京都町田市在住)から本市へ寄贈いただきました。
故安原喜弘氏は、成城高校の学生だった当時に大岡昇平の紹介で中也と出会い、親交を深める中で、中也の第一詩集『山羊の歌』の発刊に尽力された人物です。
寄贈にあたりご遺族の安原喜秀氏は、「父と母が長年守ってきた実物の資料をもっと多くの方に見ていただきたい」と述べられ、市長は「中也を語る上で、無くてはならない貴重な資料を寄贈いただき、感謝申し上げる。故安原喜弘氏とともに中原中也記念館でしっかりと後世へ伝えていきたい」と述べました。
市では今後も、中原中也の詩の世界をはじめ、さまざまな文学に親しめるまちづくりを推進していきます。
安原喜秀氏(左)から目録を受け取る市長
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