平成28年3月5日から13日に、市民会館で平成27年度市美術展覧会を開催しました。市美術展覧会は、創作活動をされる方の励みや、身近に芸術に触れることができる機会となることを目的として、毎年開催しているものです。今年度は14歳から88歳まで、177点の出品がありました。
初日の表彰式では、入賞された16人の方々に賞状や副賞を贈呈しました。大賞を受賞したのは、絵画「2016年、余命11年宣言。」を描いた井岡義朋さん。昨年度に引き続き二度目の大賞受賞です。主催者を代表して市長は「井岡さんの作品名は少し衝撃的で驚いたが、色使いにぐっと目をひかれ、見るほどに想像力をかき立てられる。また、出品された皆さんの作品は、技術的に優れているだけでなく、それぞれの個性が豊かに表現されており、創作活動を楽しんでおられる様子が伝わってきた」と述べました。
また、井岡さんは「今年1月に73歳になり、誕生日に家族や友人を招集して生前葬を決行した。作品は家族、友人、そして自分を描いている。審査員の方に、自分の制作姿まで見られているのかと思うくらい、作品に対し適切な講評をしていただいて嬉しく思う」と話されました。
市では今後も、「文化の薫るまち」の実現に向けて、市民の皆さんが気軽に芸術文化に触れ、参加できる環境づくりに取り組んでいきます。
作品「2016年、余命11年宣言。」と井岡さん
表彰式の様子
文化交流課 Tel083-934-2717