平成29年1月20日、山口総合支所で山口大学と山口県立大学の留学生9人を「山口市留学生インバウンド観光大使」に委嘱しました。
この事業は、本市を中心とした観光素材を体感してもらい、帰国後に山口の魅力を情報発信してもらうことを目的として平成22年度から実施しています。本年度委嘱したのは、本市在住の山口大学と山口県立大学の留学生で、今年3月に卒業見込みまたは短期留学等で帰国見込みの9人(中国6人、韓国2人、ベトナム1人)です。
今回委嘱を受けた9人は、昨年6月から11月まで、国宝瑠璃光寺五重塔や常栄寺雪舟庭の見学、着物の着付けや大内塗の体験など、本市ならではの魅力を体験し、研修を受けていただきました。委嘱後3年間は、SNSや市から提供する観光パンフレット等を活用し、母国において本市のPR活動を行っていただくとともに、メール等で本市の観光振興に関する意見や提言を求めることとしています。
委嘱式で渡辺市長は、一人一人に委嘱状を交付し、「大都市にはない山口の魅力を体験していただいた。留学生の目線で感じた本市の魅力を自身の言葉やインターネットなどを通じて全世界に発信していただき、本市を訪問する方が増えるのを期待する。海外旅行に行くなら、働くなら山口と勧めていただきたい。そして再び第二の故郷山口市を訪れていただきたい」と述べました。
留学生を代表して山口大学の郭春燕(カクシュンエン)さんは「山口市での素晴らしい経験が、映画のように一コマ一コマ脳内に繰り返している。この経験を母国のより多くの方に伝えるという使命を果たしたい」と決意を述べられました。
また、大使の一人は「3月にSLに乗って津和野に行った時の動画をブログに乗せて母国の友達に紹介した。今後も、神社の写真などをもう一度友達に送るなどして山口の素晴らしいところを紹介したい」と話していました。
大使への期待を述べる市長
委嘱する市長と留学生(中央)
集合写真
観光交流課 Tel083-934-2810