令和6年5月7日(火曜日)、山口市消防本部は、救急事案において人命救助を行った方に対し、感謝状を贈呈しました。
感謝状を贈呈されたのは、看護師で防府市在住の福原満子さんです。本事案は、令和6年4月14日(日曜日)、本市徳地野谷で開催されたロードレース大会で男性が意識を失い倒れたところ、会場に居合わせた福原さんが駆け付け、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)による救命処置を行ったものです。救命処置によって男性は意識が戻り、現在は病院にて療養されているとのことです。
感謝状贈呈にあたって、酒井消防長は「この度の救急事案では、効果的で絶え間のない胸骨圧迫やAEDによる救命処置、救急隊が到着するまでの継続的な観察など、救命の連鎖が途切れることなく実施されたことにより、一人の尊い命を救うことができた。一刻を争う状況の中、冷静かつ勇気ある行動に深く感謝する」と感謝の意を述べました。
福原さんは当時の状況を振り返り、「職場で胸骨圧迫等の研修を受けており、会場のスタッフの方がすぐにAEDを用意してくれたため、迅速な対応につながった。男性の意識もすぐに戻ったので、本当に良かった」と述べられました。
なお、本市では、安心・安全な暮らしのできるまちづくりに向け、市内で開催される各種イベント等の主催者にAEDの無料貸し出しを行う「貸し出しAED事業」を行っています。本事案で活用されたAEDはこの事業を利用し、会場に設置されていました。
関連リンク:AED(自動体外式除細動器)の貸出しを行っています
記念撮影の様子
感謝状を贈呈する様子(左から福原さん、酒井消防長)
消防総務課 Tel 083-932-2600