令和6年3月13日(水曜日)、第69回青少年読書感想文コンクールにおいて、中学生の部で内閣総理大臣賞(最優秀賞)を受賞された阿知須中学校3年生の倉𫟯圭宏さんと、小学生の部でサントリー奨励賞を受賞された大殿小学校4年生の藤本万結さんが、市長を表敬訪問されました。
阿知須中学校の福江功至校長と大殿小学校の林謙吾校長は「出品された約265万4,000点の中から、倉𫟯さんの作文が内閣総理大臣賞をいただき、併せて阿知須中学校も学校賞をいただいたことをうれしく思う」、「子どもたちが自分の考えたことを、自分の言葉できちんと伝える力を伸ばすことが大変重要であり、今回の藤本さんの受賞を誇りに思う、併せて大殿小学校も学校賞をいただき、うれしく思う」とそれぞれ受賞を報告されました。
倉𫟯さんは「国語の教科書の中で紹介されていて興味を持った、小川洋子さんの『博士の愛した数式』という本を読んだ。本からは、好きなことへの向き合い方や、自分の好きなことと向き合って、より豊かな人生を歩んでいくことを学んだ。自分は数学や化学に興味があるので、これから自分の好きなことを極めて、豊かな人生にしていきたい」と述べられました。
また、藤本さんは「本屋で見つけた、おーなり由子さんの『ことばのかたち』という本を読んだ。美しい言葉を使えば、その言葉は色とりどりの花びらとなって、唇から舞い落ちる、という表現がとても素敵だと思った。今までなんとも思わずに使っていた言葉だけれど、これからは私の唇からきれいな色の言葉がはらはらと舞い落ちるように、と思いながら話したい」と述べられました。
報告を受けた市長は「素晴らしい賞を受賞されたことを大変うれしく思う。倉𫟯さんの文章は、自分の人生にまっすぐ向き合うひたむきさや率直さ、覚悟がしっかり表されていて、感銘を受ける文章だった。また、藤本さんの文章は、心の優しさ、柔らかさが感じられたので、これからもその柔らかさを持ち続けてほしい。これからも本を読む時間を大切にして、豊かな人生を歩んでいってほしい」と述べました。
記念撮影の様子(左から、倉𫟯さん、市長、藤本さん)
報告の様子
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