令和6年3月3日(日曜日)、山口市民会館で、令和5年度山口市美術展覧会の表彰式を行い、市長らが入賞者に賞状を手渡しました。16歳から91歳までの市民から149点の応募をいただき、そのうち15点が入賞となりました。
大賞に輝いた内山省三さんの作品「幻日」は、郊外の田んぼの中にある、白い猫が描かれたオブジェと猫を写したモノクロ写真です。内山さんは「受賞の連絡をいただいた際は、とても驚いたが、大変光栄なことだと感じている。今後も創作活動を通して、文化芸術のイベントなどに関わり、山口市を盛り上げることに協力していきたい」と喜びを語られました。
審査委員長の山口県立大学国際文化学部の倉田研治准教授は「応募作品はそれぞれの日常や営みの中で感じ取ったことを昇華して、前向きに考えや姿勢を打ち出している。展示された作品を通じた新たな気づきが、関わった人の日々の暮らしや気持ちの潤いとして、これからも持続していくことを期待したい」と総評されました。
市長は「技術的に優れていることはもちろんのこと、創作した方の個性が豊かに表現されていることが伝わってくる。受賞された皆様には、この度の受賞を励みとされ、さらなる高みを目指し、今後も創作活動に取り組まれることを期待している」と述べました。
本展覧会は3月10日(日曜日)まで、山口市民会館展示ホールと、小ホールで開催しています(10時~17時、最終日は16時まで)。
大賞に選ばれた受賞作「幻日」(中央)と内山さん(右)、市長(左)
展覧会会場の様子
文化交流課 Tel083-934-2717