令和5年5月25日(木曜日)、「活発な梅雨前線」による豪雨災害が発生したという想定で、防災図上訓練を実施しました。
各部局から災害対策本部事務局班員としてあらかじめ指名された職員約80人が、午前と午後に分かれて訓練を実施しました。「仁保川が避難判断水位を超過かつ土砂災害危険度「警戒」が出現しており、今後も大雨が見込まれるため水防本部体制とする」という訓練用メールが流れると、職員が山口総合支所の会議室に集まり、パソコンや電話、市内の地図などを設置して本部を設営しました。市民に扮した職員から次々に電話がかかり、情報班・整理班・対策班などが、地図や庁内GISなどに被害状況を整理し、対応を検討、体制を災害対策本部へ格上げしました。
市長をはじめ各部局長などが集まる本部員会議では、総合支所等出先機関からの参加にはWEB会議も併用して行われました。また、行方不明者が出たという想定で警察署等関係機関との情報共有も訓練しました。
この訓練は、災害対策本部に集まる各職員の業務を確認する目的で、毎年出水期を前にしたこの時期に実施しています。訓練後、市長は「災害対応にあたる職員としての注意事項として、「あらゆる手段を活用した情報収集」、「先行的な対応」、「組織としての災害対策」の3点を踏まえた上で、「訓練でできなかったことは、本番ではできない」という考えのもと、今回の訓練で生じた問題点や課題を十分検証し、訓練の教訓を今後の災害対策にしっかりと反映してもらいたい。本災時には「市民の生命・財産の保護」を最優先とし、万全の体制で適切な対応をしてほしい」と講評しました。
災害対策本部の様子。各対策部長からの報告を基に、指示を出す市長(中央)
対策班の様子。次々に集まってくる災害情報の優先度を判断し、適切な指示を出していきます。
防災危機管理課 ☎ 083- 934-2723