本市では、将来一層の活躍が期待される創造性豊かな本市のアーティストに賞を贈ることにより、創作活動の奨励や発表機会の提供などを通じて、アーティストの育成を図っています。この度、「第12回やまぐち新進アーティスト大賞」に宮野地域在住のイラストレーター、コサカダイキさんを選出し、令和5年1月27日(金曜日)に贈呈式を行いました。
コサカダイキさんは防府市生まれで、県内の高校を卒業後、一般企業に就職されました。その後、2019年からフリーランスのイラストレーターとして活動を続け、広告、雑誌等のイラストを手がけておられます。
今回受賞されたのは、創作活動に対する自身の葛藤などをテーマとしたデジタルイラストの「描きまくるしかないか」と、アクリル絵の具で描かれた「虚勢『あーだこーだ、なんやかんや、』」の計2点の作品です。
贈呈式で、伊藤市長は「アーティストが住みたいまち、住んで心地よいまちの環境づくりを今後もしっかりと進めていく。コサカダイキさんには、地域で活動しながら世界で活躍するアーティストになってもらえれば」と激励しました。また、審査委員長の斎藤郁夫県立美術館学芸参与が「個性豊かな作品が集まり、審査は難しかった。山口でイラストレーターとしての仕事を広げ、新たなアートにも挑戦するコサカダイキさんの姿勢は、まさに新進という言葉にふさわしい」と講評されました。コサカダイキさんは「簡単に結果が出ない世界で何度も挫折しそうになったが、今回の受賞で自分の作品への自信を取り戻し、描く喜びを感じられた。今は、SNSやオンライン上で場所を問わず活動できるようになり、地方でのデメリットをあまり感じなくなったと思う。これから、さらに良い作品を生み出していけるように頑張っていきたい」と意気込みを語られました。
記念撮影の様子
受賞作品とコサカダイキさん
文化交流課Tel 083-934-2717