吉岡秀隆さん主演の中原中也の詩を軸にした山口発地域ドラマ「朗読屋」の撮影が県内で始まり、9月28日、中原中也が結婚式をあげた西村屋で記者会見が行われました。
記者会見に出席したのは、主演の吉岡秀隆さんのほか、吉岡里帆さん、市原悦子さん、山下真司さん、緒川たまきさん、作者の荻上直子さんの6人です。
このドラマは、ある日突然、妻に去られ、眠れない日々を過ごす主人公が、“24時間図書館”を訪れたことをきっかけに物語が動きはじめ、中也を愛する老婦人と過ごすひとときのなか、思わぬ形で妻の思いを知るというストーリーです。
会見で吉岡秀隆さんは「(映画)『釣りバカ日誌』や『4日間の奇跡』で山口に来たことがある。高杉晋作や中原中也が好きで、人が人を思い成長する土地柄だと思った。」と撮影場所の一つである山口市の感想を述べられました。また今回のドラマを手がけた作者の荻上さんは「『狐に抓まれたような感じ』とか『狐に戻って山に帰る』などのセリフが出てくるが、ここには狐の伝説もあるなど偶然が重なり自分でも驚いている。素晴らしいロケーションで素晴らしい役者の方々に出演いただき完成を楽しみにしている。」とドラマへの期待を寄せられました。
撮影は9月23日から始まっており、市内では山口市中央図書館、中原中也記念館や長門峡などで行われる他、萩市など県内各地でも行われる予定です。このドラマは、NHK山口放送局が開局75周年を記念して制作するもので、来年1月18日22時からBSプレミアムで全国放送されるということです。
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