令和3年11月20日(土曜日)、山口ふるさと伝承総合センターの開館30周年と「まなび館」のリニューアルオープンを記念して、「やまぐち伝承ものづくり祭り」記念式典を行いました。
この山口ふるさと伝承総合センターは、明治時代に建築された古い造り酒屋を保存整備した「まなび館」と、酒屋の醸造場跡地に新築した「たくみ館」、そして明治時代の大架構の民家を再現した「みやび館」の3つの建物からなる施設で、長寿社会へ向けた生きがいの創出や、観光客や市民の皆さんが体験・感動できる”たくみのまちづくり”を進めるため、伝統工芸の体験・学習・講座などを開催し、伝統産業の支援を行っています。
式典の中で、伊藤市長は「平成3年のオープン以来、大内塗や山口萩焼などの伝統工芸品に関する情報発信を行うまなび館をはじめ、伝統工芸品作りを体験できるたくみ館、日本の文化や風情を感じられるみやび館の3つの館が、それぞれの特長を生かしながら本市の産業振興や文化の伝承に取り組んできた。今後も、文化の伝承と魅力ある伝統工芸品等の情報発信を強化しながら、これまで以上に多くの皆様に愛していただける施設となるよう、全力で運営に取り組む」とあいさつしました。
リニューアルオープンした「まなび館」では、情報発信機能のさらなる強化や大内文化特定地域を中心とした回遊性のさらなる向上を図るため、新たに、大内塗や山口萩焼、徳地和紙がコラボレーションしたコンセプトボードを設置したほか、市内のものづくり事業者による企画展示や実演などを今後行うこととしています。
本市では、十朋亭維新館や菜香亭などの近隣施設とも連携しながら、観光客や市民の皆さんが訪れたくなるような魅力的な学びの場とにぎわい空間づくりに引き続き取り組んでまいります。
式典であいさつをする市長(写真中央)
出席者が記念写真に納まる様子
経済産業部ふるさと産業振興課 ☎ 083-934-2809