寒波が通り過ぎるごとに暖かくなり、春の訪れを感じる頃になりました。
先日、第23回の中原中也賞の選考が行われ、マーサ・ナカムラさんの詩集「狸の匣」が、見事、中也賞に選ばれました。
4月には贈呈式を開催することとしており、中也ファンの皆さんと一緒に、マーサ・ナカムラさんにお会いできることを楽しみにしています。
さて、中也ファンと言えば、1月18日には中原中也記念館の入館者数が70万人を超え、70万人目となった東京在住の大学生の嶋田さんも、中也の詩に魅了されたお一人でした。
嶋田さんは、中也の詩の持つ世界観に共感するだけではなく、詩に込められた中也の故郷への思いも共感してみたいと、卒業旅行として御両親と一緒に山口市を訪れられたとのことでした。
昨年、生誕110年を迎えた中原中也が、今もなお本市にこうした出会いや色々なものをもたらしてくれていることに感謝をし、中也と山口市の魅力をより多くの人に届けていけるような取り組みを進めてまいりたいと思います。