令和3年1月22日(金曜日)11時から12時
山口総合支所 第2委員会室
「やまぐち元気いきいき大賞」は、地域や事業所、健康長寿者の優れた健康づくりの取組を表彰し、広く周知することによりまして、市民の皆様全体の健康づくりの促進を図ることを目的として設けたもので、これまで平成27年度から30年度までの4年間で、事業所部門4件、地域団体部門9団体、健康長寿部門32名を表彰いたしたところでございます。
その後、こうした表彰された方々の取組を、市報等で幅広く周知することで、健康づくりに向けた機運が高まり、個人の健康づくりを社会全体で支え合うことができる「健康都市づくり」への意識も根付いてきたため、平成31年度以降は本賞の実施を一旦休止いたしておりました。
しかしながら、この度の新型コロナウイルス感染症により、高齢者の皆様の多くが、重症化リスクへの不安など、日々の生活や御自身、そして周囲の方々の健康への不安や焦りにより感じておられる社会的閉塞感を少しでも取り除き、高齢者の皆様が、元気にいきいきと過ごしていただくきっかけづくりとしていただくため、「やまぐち元気いきいき大賞」の健康長寿部門を再開することといたしました。
再開に当たりましては、優れた健康づくり活動を行っている健康長寿の方を表彰し、広く市民の皆様に周知することで健康づくりの輪を広げるという当初の趣旨を生かしつつ、年齢要件を、これまでの90歳以上から、80歳以上の在宅で日常生活が自立しておられる方に拡大いたしました。
募集につきましては、市報12月15日号や市ウェブサイトへの記事掲載のほか、各総合支所や各地域交流センター等にチラシを設置いたしましたところ、43件の御応募をいただき、選考委員会を経まして、お手元の資料のとおり、43名の方を受賞者とすることといたしました。
なお、本来でございましたら、表彰式を開催するところでございますが、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催を見送ることといたし、表彰状及び記念品を、御自宅にお送りすることといたしております。
受賞された皆様は、「いきいき百歳体操」への参加や、水泳、社交ダンス、コーラス、ウォーキング、グランドゴルフ、野菜作りなど、コロナ禍におきましても、感染防止対策を徹底されながら、それぞれの特性を活かされた、優れた健康づくりへの取り組みを継続され、日々お元気に過ごしておられまして、私も深く感銘を受けたところでございます。皆様方におかれましては、これからも元気でいきいきとお過ごしいただきまして、いつまでも私たちの健康長寿の素晴らしいお手本となっていただければと考えております。
また、受賞された皆様の優れた健康づくりへの取組を様々な形により御紹介させていただくことで、市民の皆様に健康長寿のお手本をより身近に感じていただき、健康づくりの輪が一層広がるものと大いに期待いたしております。
今後とも市民の皆様お一人おひとりが、主体的に健康づくりに取り組まれ、それを社会全体で支え合う「健康都市づくり」を推進してまいりたいと考えております。
新山口駅北口で整備を進めております山口市産業交流拠点施設は、本年4月の供用開始、そして7月のグランドオープンに向けた準備に取り組んでおりまして、建設工事につきましても順調に進んでいるところでございます。
産業交流拠点施設内に設置をいたします産業交流スペースMegriba(メグリバ)につきましては、本施設の周知を図りますとともに施設に対する親近感を醸成いたしますため、昨年8月からシンボルマークの募集を行いましたところ、65点の応募をいただきまして、昨年12月10日に、施設の関係者や専門家により、審査を行っていただいたところでございます。
その結果、最優秀賞として、原 真弓(はら まゆみ)氏、優秀賞として、大下 耕司(おおした こうじ)氏、栗田 光二(くりた こうじ)氏のデザインを選定いたしました。
最優秀賞に選ばれたデザインは、橋をモチーフに、メグリバのMを形成し、人と人、地方と都市の架け橋となるメグリバの取組を表現されており、様々な企業や市民の皆さまを対象に、ビジネスに関するネットワークやコミュニティの形成を担う場としてのメグリバの目的を表現されたデザインであると感じております。
なお、最優秀賞のデザインはMegriba(メグリバ)のロゴマークとして採用し、施設のウェブサイトやリーフレットなどの広報物で使用いたしますなど、広報・宣伝活動に活用することといたしておりまして、来る1月30日(土曜日)に、山口市菜香亭の大広間において、表彰式を執り行うこととしております。
また、当日は、表彰式に引き続きまして、第5回目となりますプレイベントとして、歴史と伝統を守りながら、新たな事業展開を図り、現在市内で活躍しておられる企業の方に、本市の産業が未来に必要とされる姿に成長するためには何が必要なのかを、本音で語っていただくトークセッションを開催することといたしております。
本市といたしましては、本事業を通じまして、多くの市民の皆様がビジネスに関する出会いや学び、チャレンジの機会が得られるとともに、新しいビジネスを生み出す場所となる産業交流スペースMegriba(メグリバ)を利用していただけるよう、引き続き施設の周知に努め、本年4月の供用開始に向けて鋭意準備を進めてまいりたいと考えております。
本市では、窓口サービスの向上に向けたスマート自治体推進の取組といたしまして、山口県内で初となります異動受付支援システムを導入し、令和3年2月9日(火曜日)から山口総合支所1階の市民課において、運用を開始いたします。
このシステムは、転入届に関する手続きにおきまして「書かなくていい」と、「事務の効率化」を実現するもので、これまでは転入届に関する手続きの際、住民異動届に氏名、生年月日等、多くの項目を書いていただく必要がございましたが、今後は転出元の自治体が発行した転出証明書を読み取り、タブレット上で届出書類を作成し、完成書類を表示したタブレットに「電子ペンでサイン」していただくことで、届出が完了できるようになります。また、同時に住民異動に付随する住民票や児童手当等の申請書類も作成することができ、何度も「書かなくていい」に繋がるものでございます。
また、転出証明書等から読み取った情報を住民記録システムに取り込むことで、住民票作成に係る入力事務の時間短縮に繋がりますとともに、届出書を紙ではなくシステム内で管理することで、過去の届け出状況の確認に係る作業時間も短縮され、「事務の効率化」を図ることができるものでございます。
なお、異動受付支援システムによる窓口の流れにつきましては、資料の「転入届を例とした窓口の流れ及びシステム連携イメージ」に掲載しております。
次に、ICTを活用した市民サービス向上の取組といたしまして、今後導入を予定しておりますシステムを2つ御紹介いたします。
まず、ひとつ目は新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、山口総合支所市民課及び小郡総合支所総合サービス課において窓口が最も混雑する繁忙期前の3月中旬に、「窓口混雑状況配信システム」を導入いたします。
このシステムは、ウェブサイトで事前に「窓口の混雑状況が確認できる」ことによりまして、混雑を避けて来庁することが可能となりますことから、「混雑の分散・緩和」を図ることが期待できます。また来庁者が受付で番号券を受け取り、印字されている二次元コードをスマートフォンで読み取ることで、順番を確認できるようになり、混雑する待合室で待たなくてよくなるというものでございます。
ふたつ目は、3月中旬に山口総合支所市民課及び市民税課、小郡総合支所総合サービス課に「申請書作成支援システム」を導入いたします。このシステムは、マイナンバーカードや運転免許証に格納されている氏名、住所などの情報を読み込み、住民票の写しや所得課税証明書等の申請書に自動印字することによりまして、申請書作成の負担を軽減するものでございます。
なお、これら3つのシステムは、来庁者が多い窓口に先行導入いたしまして、検証を行ったのち、他の窓口に広げてまいる予定といたしております。
本市といたしましては今後とも、持続可能な公共サービスを目指し、市民サービス向上や業務効率化につながるスマート自治体の取組を加速化してまいりたいと考えております。
昨年から続く新型コロナウイルス感染症は年が明けても勢いが衰えず、首都圏で再び緊急事態宣言が発令され、対象地域が拡大されるなど、収束が見通せない状況となっているところでございますが、来月に見込まれております新型コロナワクチンの承認がされ次第、全国市区町村においてワクチン接種を迅速かつ的確に進めることとなっております。
本市におきましては、昨年12月市議会でワクチン接種に係る補正予算が成立後、直ちに「新型コロナウイルスワクチン接種対策チーム」を立ち上げ、接種開始に向けた関係団体との調整、接種記録や予約等に係るシステムの改修、クーポン券の印刷・郵送、接種予約・相談センターの開設等の準備を進めているところでございます。
今般、国のファイザー社製ワクチンの承認見込時期、一般接種の想定時期が明らかになるなど、ワクチン接種に係る国の動きが加速化してきたところでございまして、こうした国の動きに呼応するため、本市といたしましては、来月1日(月曜日)付けで、山口市保健センターにございます健康増進課内に「新型コロナウイルス感染症対策室」を設置し、組織的マネジメントの強化を図ることといたしました。
同室におきましては、高齢者等への接種に向け、接種場所における体制の確保、市民の皆様への周知・広報、問い合わせへの対応など、様々な業務への対応を加速化させ、これまでに経験したことがない予防接種体制を確保いたしてまいりますとともに、新型コロナウイルス感染症対策本部や地域外来・検査センターの運営等の新型コロナウイルス感染症対策を迅速かつ円滑に推進してまいります。
「新型コロナウイルス感染症対策室」の職員配置体制といたしましては、課長級の室長以下7人体制で業務を推進いたし、その後の状況に応じ、さらなる職員の応援にも速やかに対応できますよう体制を整えているところでございます。
今後とも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策にスピード感を持って的確に対応し、市民の皆様の安全・安心な生活を守るためにしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
「やまぐち元気いきいき大賞」の受賞者決定について [PDFファイル/299KB]
「やまぐち元気いきいき大賞」の受賞者決定について 参考資料 [PDFファイル/1.74MB]
産業交流スペースMegriba(メグリバ)シンボルマーク決定及び第5回プレイベント開催について [PDFファイル/181KB]
産業交流スペースMegriba(メグリバ)シンボルマーク決定及び第5回プレイベント開催について 表彰式次第 [PDFファイル/1.31MB]
産業交流スペースMegriba(メグリバ)シンボルマーク決定及び第5回プレイベント開催について 選定作品 [PDFファイル/1.67MB]
異動受付支援システムの導入について [PDFファイル/335KB]