令和元年8月23日(金曜日) 11時から12時5分
山口総合支所 市政記者室
本市では、JR西日本さんと共同で平成28年から山口線を中心に運行しておりました「山口市PRラッピング列車」につきまして、このたびラッピングデザインをリニューアルし運行させていただくこととなりました。
今回のデザインでございますが、本市をホームタウンに「山口の顔」としてJ2リーグで御活躍されております「レノファ山口FC」の御協力をいただきまして、レノファ山口のマスコットキャラクター「レノ丸」を全面に押し出し、さらに本市の観光資源を組み入れて、レノファ山口と山口市の魅力をPRするデザインとしております。
こうした取組みを通じまして、全国各地からレノファ山口のホームゲームに御来場いただくアウェーサポーターの皆様へ、本市の魅力を発信していけますことは、大変心強く感じておりますとともに、「山口市にはレノファがある」という、市民のまちへの誇りと愛着心や連帯感が育まれますことを大変期待しているところでございます。
ラッピング列車のデビューでございますが、9月1日(日曜日)に維新みらいふスタジアムにおいて開催されます、レノファ山口のホームゲームにあわせましてデビューさせていただくことといたしております。この日は、新山口駅15時24分発、山口行きの列車としてラッピング列車を運行する予定としており、この列車の出発にあわせまして、15時から出発セレモニーを開催することといたしております。当日は、サポーターの皆様も、是非、このラッピング列車に御乗車いただき、レノファ応援駅と称しております「大歳駅」で下車いただきまして、レノファ山口の応援にお越しいただきたいと考えております。
【JR西日本真辺山口支社長】
平成28年以降、山口市様のお力添えを頂き、沿線におけるレノファ山口の応援と更なる盛り上げや山口市のPRを目的にラッピング列車を運行させていただいておりました。今回、装いも新たに山口市様と共同で運行させていただくことになりました。今回のラッピング列車は車内にもレノ丸を用いた装飾を行うなど、ご乗車後も雰囲気を感じることができる列車となっております。ぜひ、乗って、見てお楽しみいただければと思っております。
ラッピング列車は気動車1両で制作し、9月1日に運行を開始して約2年間の運行を予定しております。この間、山口線を中心に、通常の普通列車として運行してまいります。車両の運用は日によって変わりますので、日々の運行時間をご案内することはできませんが、地域の皆さまと一緒にレノファ山口を応援するとともに、山口の魅力を訪れていただいた方々にも広く知っていただけるよう、山口を駆けていく予定です。
阿東総合交流ターミナル(道の駅「長門峡」)につきましては、平成9年にオープンして以来20年以上が経過いたしましたことから、施設の老朽化と、現在の施設に求められます機能不足が顕著となっていたところでございます。このため、平成29年度より、観光情報や地域情報など幅広い地域内情報のインフォメーション基地としての情報発信機能の充実と施設のリニューアルによる賑わいの創出、また、安心・安全な農畜産物の販売拠点としての機能強化を図りますとともに、特産物のブランド化・高付加価値化を推進し、販売・消費に関わるPR機能の充実を図ることを目的といたしまして、機能向上対策の整備をおこなっておりまして、8月末に完了する見込みとなったところでございます。
今回リニューアルオープンいたします「交流ターミナル施設棟」につきましては、道路状況や地域の情報を提供いたしますインフォメーションコーナーやレストスペースを拡大するとともに、地域の皆様も利用可能な会議室や、授乳室、キッズコーナーを新たに設け、誰もが安心して、快適に施設を利用していただくための機能を充実させております。
また、「展示即売室棟」と「交流ターミナル施設棟」の間には、「いっぷくテラス」と名付けた、川のせせらぎや山川の四季折々風景が楽しみながらひと休みできるスペースを新たに設けたところでございまして、お客様が長時間滞在され、阿東地域の魅力を十分感じていただけるものと考えております。
こうした整備がすべて完了し、9月14日(土曜日)にリニューアルオープンすることといたしました。オープン記念式典につきましては、オープン当日の午前8時50分から、阿東総合交流ターミナル(道の駅「長門峡」)内のステージにおきまして、式典及びもちまきなどを行う予定としております。また、10時よりステージイベントといたしまして、山口市消防音楽隊の演奏や阿東嘉年地区に伝わる土居神楽舞の公演などを実施いたしますとともに、会場内に地域特産品の販売店を出店することとしております。また、ミニSLの無料乗車体験、阿東産のなしを使った外郎や「あとう和牛肉」の試食などを予定しております。
これから紅葉の季節を迎えます、国指定名勝「長門峡」やリニューアルオープンいたします道の駅「長門峡」へ是非お立ち寄りいただき、食や自然といった阿東地域の魅力を十分体感され、来訪された皆様と地域の皆様の交流が益々深まりますことを期待しているところでございます。
萬代家から御寄贈いただいた、史跡十朋亭をはじめといたします建物や土地、さらには「手鑑萬代帖」などの貴重な歴史資料により、本市と幕末明治維新との関わりを分かりやすく学んでいただくことができる場として、また、大内文化特定地域の回遊スポットとして整備をいたしました十朋亭維新館が、この度、開館1周年を迎えます。開館から本年7月末までの間、目標を上回る約2万6千人の方々にお越しいただいておりまして、私といたしましても大変ありがたく感じているところでございます。
本日は、十朋亭維新館開館1周年を記念して実施するイベントの概要につきまして御説明いたします。開館1周年記念事業につきましては、本年が没後 100年となります、山口市出身の宰相・寺内正毅を取り上げることといたしており、寺内正毅に関係する資料を多く所蔵しておられる山口県立大学との共同研究により進めてまいることといたしております。
この共同研究では、松尾(まつお)教授、倉田准教授、小橋准教授 指導の下、学生スタッフによる、企画展及び講演会の広報
ポスター、リーフレット、ノベルティグッズのデザイン、制作を行いますとともに、展示資料として活用いたします寺内正毅が着用した大礼服、3Dプリンターを活用した勲章の復元などに取り組むことといたしております。なお、復元いたしました大礼服や勲章は、来館者の方々に、実際に着用いただけるものといたしておりまして、記念写真等を撮影いただける場も設けたいと考えております。
企画展につきましては、9月25日から11月11日を前期、11月13日から12月27日を後期といたしまして、十朋亭維新館の
本館展示室におきまして、企画展「寺内正毅展~少年 隊士から宰相(さいしょう)への道~」を開催いたし、寺内正毅の生涯のうち、幕末維新期と晩年にスポットを当ててまいります。企画展にあわせ、10月19日から11月4日を期間といたしまして、寺内正毅ゆかりの資料を展示する防長尚武館、山口市菜香亭、十朋亭維新館の三館が連携し、実施いたしますスタンプラリーを開催いたします。イベント期間中にすべての施設で展示を御観覧いただき、 所定の用紙にスタンプを押された方には、寺内正毅展オリジナル絵葉書(2種類セット)をプレゼントすることといたしております。
なお、防長尚武館につきましては、今回のイベントに合わせ、特別開館を実施いただけることとなっておりまして、 通常、必要な予約申し込みが不要で見学いただけることとなっております。この機会に是非、各施設にお越しいただきまして、寺内 正毅に関する資料などをゆっくりと御観覧いただきたいと考えております。
次に、「寺内正毅没後100年記念講演会」を10月27日(日曜日)の13時から、山口県立 大学講堂におきまして、寺内正毅関係文書等を研究しておられます学習院大学文学部史学科教授 千葉功氏を講師にお迎えし、「寺内正毅と近代日本」と題して御講演をいただきます。
最後に、大内文化特定地域賑わい創出ナイトイベント 「大内ナイト」についてでございます。大内氏遺跡指定60 周年記念も兼ねまして、大内文化や幕末明治維新、そして 近代から現代に至る重層的な歴史を有しております「大内 文化特定地域」におきまして、主として若い世代の方々に、本市の歴史や文化を身近に感じていただくことを目的に、 9月28日(土曜日)の17時30分から、山口市菜香亭歴史 巡りの庭で開催するものでございます。当日は、大内氏、大内文化の特徴の一つでもございます 「国際交流」をテーマに、市内の留学生の皆さんから お寄せいただいた様々な国のロックやポップスなどの音楽と、音楽と連動した歴史文化資源等の映像を活かしたDJ、VJパフォーマンスを実施いたします。また、山口大学、山口県立大学の学生グループによるダンスステージや、ゲストといたしまして、紅白歌合戦の出演経験もございます元ホワイトベリーのボーカリストで、現在はソロミュージシャンとして活動しておられます「前田 有嬉」さんのアコースティックライブを予定いたしております。
レノファ山口FC応援・おいでませ山口市PRラッピング列車及び出発セレモニー [PDFファイル/3.58MB]