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平成30年7月定例記者会見を開催しました

印刷ページ表示更新日:2018年7月25日更新 <外部リンク>

平成30年7月定例記者会見を開催しました

会見をする市長 会見をする市長  

 

日時

平成30年7月25日(水曜日) 11時00分から12時10分

会場

山口総合支所 市政記者室

発表内容

平成30年7月豪雨への支援活動の状況について

このたびの豪雨災害により、多くのお亡くなりになられた方々に謹んでお悼みを申し上げますとともに、被災をされた皆様方に、お見舞いを申し上げます。そして、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

幸いにして、本市では大きな災害はございませんでしたが、一部では住宅の床下浸水や、道路や河川、水田への土砂流入による被害が生じており、早期普及への対応をいたしているところでございます。

また、本市では、災害協定を締結している自治体や、県などからの要請を受けまして、迅速かつ、積極的に被災地や被災者の支援に取り組んでいるところでございます。

現在も多くの方が避難生活を余儀なくされておられますことから、被災地への支援活動、また今後の復興活動につきましても長期的に行っていく必要がございます。被災地や被災者からのニーズも、刻々と変化してまいることが考えられますことから、変化にすぐに対応できますよう、情報の収集や適切な対応に努めてまいりたいと考えております。

本市といたしましては、今後もできる限りの支援に取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続き、市民の皆様の御理解、御支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

合理的配慮の提供を支援する助成金制度の創設について

平成28年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」通称、障害者差別解消法が施行されてから、2年あまりが経ちました。この法律は、「障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現」を目的としております。

「合理的配慮」とは、障がいのある方から何らかの配慮を求める意思の表明があった場合に、負担になりすぎない範囲で、日常生活や社会生活を送るうえでの障壁を取り除くために行う必要な配慮のことでございまして、この障害者差別解消法の中で、国の行政機関や地方公共団体等については法的義務、事業者については努力義務として定められました。

本市におきましては、平成28年4月に、「山口市における障がいを理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」を定め、合理的配慮に関する研修会の実施や、障がいのある方からの苦情や相談に的確に対応するための相談対応責任者の配置等を行っております。また、福祉総合相談窓口においては、タブレット端末のテレビ電話機能を利用して、手話の遠隔通訳を行う「遠隔手話通訳サービス」の導入や、軽度・中度の難聴がある方とのコミュニケーションを改善する「対話支援機器」の設置を行い、障がいのある方から求めがあった場合に、すぐに合理的配慮の提供ができる体制づくりを進めているところでございます。

この度、創設いたしました助成金制度は事業者や団体の皆様における合理的配慮の促進を目的とするものですが、障がいのある方がまちに出かけようとされるとき、または、地域の団体の皆様が行う事業に参加しようとされるとき、そこには「配慮がある」という安心感を持ってもらうことで、社会に参加しようとする背中を押すことができればと思っております。

地域共生社会の実現に向け、この制度を多くの皆様にご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

こども医療費助成制度の対象拡大について

本年10月1日から「こども医療費助成制度」の対象を拡大し、小学1年生から小学3年生までの児童につきまして、親の所得に関係なくすべてのこどもの医療費の自己負担分を無料といたします。

御案内のとおり、本市の乳幼児を対象とした「乳幼児医療費助成制度」及び小中学生を対象とした「こども医療費助成制度」は、子どもが安心して医療を受けることができる子育て支援や少子化対策の取組みとして、医療費の自己負担分を市が負担することにより、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るものでございます。

そのうち、「こども医療費助成制度」は、本市の独自施策として、平成26年10月から新たな制度として創設いたし、現在、小学1年生から中学3年生までの市民税非課税世帯の児童・生徒を対象に、医療費の自己負担分を無料としているところでございます。

本年10月からは、小学1年生から小学3年生までの児童につきまして、父母の所得制限を廃止するものでございます。
新たに対象となるご家庭には交付申請書を送付いたしており、現在、受付事務を行っているところでございます。

山口市観光周遊バスの運行について

山口市観光周遊バス運行を、明治維新150年記念事業の位置づけのもと、企画・実施いたします。

このバス運行の企画の背景といたしまして、山口県と山口市が共催で取り組む明治維新150年の中核イベントであり9月14日に開幕いたします「山口ゆめ花博」の存在がございます。博覧会期間中には50万人を超える来場者を見込まれているところでございまして、本市といたしましては、ゆめ花博にご来場される方々を、湯田温泉並びに大内文化ゾーンに足を運んでいただけるしかけづくり、「新たなひとの流れをつくる」「新たな観光需要を喚起する」という目的のもと、「山口市観光周遊バス運行」を実施するものでございます。

また、本市におきましては、明治維新150年事業といたしまして、先週、内覧会を実施いたしました「十朋亭維新館」を9月29日に開館いたします。さらに、亀山公園山頂広場におきましても150年の節目に合わせて整備を進めてきたところでございまして、9月下旬にリニューアルオープンする予定でございます。

加えまして、パークロード周辺の美術館や博物館におかれましては、山口県が主催となって「幕末維新回廊」と題して、幕末・明治期の貴重な資料を活用して特別展示やイベントが実施されるとともに、本市におきましても明治維新70周年を記念して建立された能楽堂における「鷺流狂言の公演」や、観光周遊イベントとして定着してきた「山口お宝展」を明治維新150年記念特集として開催するなど、ソフト事業につきましても、充実したラインナップで「山口ゆめ花博」期間に合わせて各種事業が計画されているところでございます。

こうした明治維新150年記念の多彩な事業やイベントを背景に、「山口市観光周遊バス運行」に関して、観光関係団体をはじめ、交通事業者の皆様のご協力を得て、運行手続きを行い、許認可申請中ではございますが、運行する運びとなりました。

具体的なバスの利用方法として、毎年、10月上旬の同日に開催される二つのイベント、大内文化ゾーンの「アートふる山口」と、湯田温泉ゾーンの「湯田温泉酒まつり」の両方を、この観光周遊バスに乗ってワンコインで行き来できることも可能であり、観光地と観光地に加え、観光地とイベントをつなぐ役割も担うものと考えております。

いずれにいたしましても、明治維新150年を機に、十朋亭維新館などの大内文化ゾーンの観光スポットの整備が順次、進む中で、年間50万人を超える観光客が訪れる湯田温泉や香山公園五重塔からの回遊を高め、大内文化ゾーン内でのまちあるき、滞在できるツールとして、この周遊バスが利用されるものと考えておりますので、報道機関の皆様におかれましても、どうか周知方々よろしくお願いします。

 

発表資料

「平成30年7月豪雨」への支援活動の状況 [PDFファイル/112KB]

合理的配慮の提供を支援する助成金制度の創設について [PDFファイル/55KB]

こども医療費助成制度の対象拡大について [PDFファイル/92KB]

山口市観光周遊バスの運行について [PDFファイル/1.88MB]

 

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