平成30年6月28日(木曜日) 11時00分から11時50分
山口総合支所 第11会議室
6月18日に、大阪府北部で発生いたしました地震において、ブロック塀の倒壊による人身被害が発生したことを受けまして、市内すべての市立幼稚園、小学校、中学校60校と、その他の市有施設のうち、ブロック塀が確認できた82施設におきまして、ブロック塀の点検を行いましたので、点検の結果及び今後の対応についてお知らせいたします。
点検につきましては、6月19日から27日にかけまして、建築技師の職員により、建築基準法の基準に適合しているかや、劣化の度合い等について確認したところでございます。
結果、学校施設につきましては、12校のブロック塀14箇所において、また、その他の市有施設につきましても50施設の65箇所において、建築基準法の基準に適合していない可能性のあるものがございました。
今後の対応といたしましては、建築基準法の基準に適合していない可能性のあるブロック塀のうち、危険性の高いもの及び早急に対応が必要と考えられるもの20施設24箇所(内訳で申しますと、学校施設6校7箇所、市有施設14施設17箇所)につきましては、速やかに撤去、改修等を行ってまいります。
その他の施設(学校施設7校7箇所、市有施設36施設48箇所)につきましては、再度、詳細を調査した上で対応を検討したいと考えております。
なお、撤去、改修等により安全が確認されるまでの間におきましては表示等によりまして、利用者や近隣の皆様に注意喚起していくこととしており、特に危険性の高い潟上中学校及び児童文化センターにつきましては、バリケードを設置し、周辺への立ち入りを制限しているところでございます。
一方、民間施設への対応でございますが、民間施設等におけるブロック塀の安全点検について、市ウェブサイトに情報を掲載するほか、様々な広報媒体を活用いたしまして、積極的な広報活動に努めてまいります。
また、点検の結果、危険性が確認されたブロック塀については、所有者による注意表示や補修、撤去等が必要である旨、注意喚起を行いますとともに、開発指導課内にブロック塀に関する相談窓口を開設いたしまして、市民の皆様からのお問い合わせにも対応してまいりたいと考えております。
山口情報芸術センター[YCAM]は、平成15年(2003年)11月に開館して以来、市民一人ひとりの豊かな感性と知性を育む情報と文化・芸術の交流拠点として、次代を担う人材の育成と新たな山口の価値の創造につながる事業や教育・学習支援活動を展開いたしてきたところでございまして、今年で開館15周年を迎えます。
この間、多くの方々に御来館いただいておりまして、昨年平成29年(2017年)2月に、入館者1000万人をお迎えできましたことは、先進的な芸術文化に触れるとともに、併設いたします市立中央図書館の利用を含めまして、気軽に訪れることのできる憩いの公共空間として、市民の皆様に親しまれ、愛される施設となった証であると感じているところでございます。
本年、開館15周年を迎えるに当たり、記念事業を実施することといたしておりまして、YCAMの活動理念である「ともにつくり、ともに学ぶ」を実現するため、社会情勢が変化する中において、極端に偏らないセンスや理性を表す、「グッドセンス」というコンセプトのもと、10周年以降の新たな取組の成果を生かした事業や、YCAMの今後5年間の展望を予見していただけるような事業を展開することといたしております。
15周年記念事業の主な事業といたしましては、YCAMが平成24年(2012年)から手がけております、「コロガル公園シリーズ」の最新作「コロガル公園コモンズ」を開催いたします。
15周年記念事業を通じまして、市民の皆様にYCAMの幅広い活動を知っていただき、さらに親しみを感じていただきますとともに、通常、実施いたしております展覧会、シンポジウム、ワークショップなどにおきましても、より多くの方々にYCAMのプログラムを体験し、楽しんでいただけますよう、魅力的な事業を展開してまいります。
ぜひ、この機会に多くの市民の皆様、特に子どもたちに御参加いただきまして、楽しい時間を過ごしていただきたいと思います。
市有施設におけるブロック塀の対応について [PDFファイル/184KB]
山口情報芸術センター[YCAM]15周年記念事業について [PDFファイル/117KB]