平成30年4月24日(火曜日) 11時00分から12時10分
山口総合支所 市政記者室
地域防災の中核を担う本市消防団につきましては、団員の減少や高齢化といった本質的な課題がある中、団員の確保策をはじめ、女性団員や若手団員の活躍促進などの活性化対策を進めるとともに、地域防災の指導的役割を担える知識や技術を有した消防団員の育成が必要であると考えております。
こうしたことから、消防団が直面するこれらの課題に対応するため、県内初、本市独自の取組といたしまして「消防団大学」を開催するものでございます。
この消防団大学は、50歳以下の団員や女性団員、更には学生消防団員の40名が1年間にわたり、消防・防災に関する高度な専門知識や技術を学ぶとともに、消防団組織の現状を踏まえた課題研究を行うことで、将来の消防団を牽引できる若手団員を育成するものです。
大内氏遺跡築山跡につきまして、10年にわたる発掘調査の成果を基に、昨年度に整備基本計画を策定し、整備の方向性が決定したことから、今後の整備内容について御紹介させていただきます。
築山跡は、大内氏館跡とともに、山口のまちづくりのルーツとなった大内氏の拠点であります。また「大内文化特定地域」の中央にも位置しておりますことから、歴史や文化の学べる歴史資源として、また、まちづくりや観光に活用する資源として、この整備は非常に意義深いものと考えております。
山口市では、史跡の保存と活用のため、平成12年度から14年度に築山跡南東部の土地を取得し、平成17年度から27年度にかけて発掘調査を実施いたしました。その成果を基に、平成29年度に整備基本計画を策定したものでございます。この計画では、整備の基本目標を(1)大内教弘の居館、鎮魂の場であったことが理解できる整備、(2)八坂神社や築山神社とともに大内文化を体感し、まちの魅力となる整備、(3)築山跡を舞台に、人々が活動し交流する文化の中心地となる整備とし、史跡公園とすることといたしました。
平成18年に徳地地域の大原湖周辺が全国で初めて森林セラピー基地に認定され、翌年4月には「森林に健康増進とグリーンツーリズムを連動させ、新たな癒しの場を創造し、来訪者へ提供することで、地域内外の交流人口を図り特色ある地域づくりを行う」ことを活動方針として「森林セラピー基地」をオープンいたしました。今日まで市が認定いたしました森の案内人が行う森林散策や森林セラピー体験イベントを通して、来訪された方々を安全に森に誘い、森林の持つ魅力を伝えるとともに、来訪者の心と体の健康づくりを目指して活動を広げてまいりました。
「森フェス」は森林セラピー基地の関係者である森の案内人の会、国立山口徳地青少年自然の家、山口市の三者が実行委員会を作りまして、多くの市民の皆様に山口徳地森林セラピー基地を知っていただき、様々な体験の場を提供することで、さらに森と自然を楽しみ、森を身近に感じるライフスタイルを提案するものでございます。
平成28年春に第1回森フェスを開催し、今回は第4回でございまして、「森フェス~野遊び温故知新~」と題しまして国立山口徳地青少年自然の家において、5月4日のみどりの日に開催いたします。
毎年、観光客の動態を把握するため、市内の各施設や 祭り・イベント等における観光客数の調査を実施しておりまして、この度、平成29年1月から12月までの調査結果を取りまとめましたので、御報告申し上げます。
平成29年の本市の観光客数は、483万4,693人で前年に比べ2.6%の増加となり平成17年の市町合併後、最高となりました。
増加の要因といたしましては、JRグループ各社と自治体、観光関係者が連携して昨年9月から12月まで実施しました国内最大規模の観光キャンペーンでありますデスティネーションキャンペーン、及びその関連イベント等による誘客効果が現れたものと考えております。
外国人観光客数につきましては、8万7,863人となっておりまして、前年に比べまして 16.4%の増となり、こちらも平成17年の市町合併後、最高となりました。
本市の宿泊拠点でございます湯田温泉の観光客数につきましては、2つの老舗旅館の閉館の影響もあろうかと思うところでございまして、全体としては前年を下回る結果となりましたが、前述のデスティネーションキャンペーンや「湯田温泉酒まつり」をはじめとする観光関連団体のみなさんの年間を通じた自主的なイベントなどの取り組みを受けまして、客室稼働率は増加しており、湯田温泉街としての賑わいは勢いを感じているところでございます。
「消防団大学」の開催について [PDFファイル/467KB]
大内氏遺跡築山跡の整備について [PDFファイル/32.93MB]
森フェスの開催について [PDFファイル/1.33MB]
平成29年観光動態調査について [PDFファイル/59KB]