令和6年6月28日(金曜日)11時から12時
山口総合支所 第2委員会室
韓国・公州市は、かつて百済王国の都として栄え、多くの文化財が残る歴史・文化のまちでございます。公州市と本市は、大内氏の始祖が百済第26代聖明王の第3王子・琳聖太子であると伝えられておりますことから姉妹都市となり、令和5年2月に姉妹都市締結30周年を迎えました。
これを記念いたしまして、令和6年8月6日から8日までの3日間、公州市の崔源哲(チェ・ウォンチョル)市長を団長といたします「公州市公式訪問団」8名と、韓国伝統音楽を演奏する楽団でございます「公州市忠南燕亭国楽団(コンジュシ・チュンナムヨンジョン・コクガクダン)」18名の、総勢26名の方々が本市を訪問されます。なお、公州市公式訪問団の来山は、平成30年以来6年ぶりとなります。
この度の訪問におきましては、姉妹都市締結30周年を両市で共に祝うため、山口市役所において記念式典並びに記念植樹を行いますとともに、山口市日韓親善協会の方々など、公州市とゆかりのある方々もお招きいたしまして、記念祝賀会を開催いたす予定でございます。
さらに、大内文化の歴史や文化を体感していただくため、「山口七夕ちょうちんまつり」や「瑠璃光寺五重塔」、「山口ふるさと伝承総合センター」、及び新たなビジネスと交流の創出に取り組んでおります産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」の視察などを予定いたしております。
また、8月7日(水曜日)18時30分から、山口市民会館小ホールにおきまして、「公州市忠南燕亭国楽団」による記念演奏会を開催をいたします。
演奏会では、韓国の伝統音楽をはじめ、K-POP、日本民謡などを演奏していただく予定でございます。定員は200名で、入場は無料でございますので、市民の皆様には、ぜひ、お気軽に演奏会にお越しいただき、韓国の伝統音楽に触れ、姉妹都市公州市を身近に感じていただきたいと考えております。
今後とも、姉妹都市交流や市民間の交流を通じまして、公州市と本市の友好関係をさらに深めてまいりたいと考えております。
県内最大の市域を有する本市は、まちなかの「都市景観」をはじめ、脈々と受け継がれてきた「歴史・文化」や、人々の営みから育てられた「まちなみ景観」、さらには、緑豊かな森林や瀬戸内海を望む「自然景観」や「田園風景」などといった多くの景観に恵まれております。
本市では、こうした豊かな景観を本市の財産として将来に渡って保全いたしますとともに、良好な景観形成の推進や、市民や事業者の皆様の景観づくりへの意識醸成と意欲の向上を図るための取組といたしまして、平成25年から、「山口市景観賞」を実施いたしております。
この景観賞につきましては、「景観写真コンテスト」、「景観優良建築物表彰」、「景観優良広告物表彰」、「景観づくり活動表彰」の4部門の中から、1部門、または、2部門を選定いたし、実施することといたしており、第11回目は、「景観優良建築物表彰」部門を実施いたしたところでございます。
その概要及び応募状況についてでございますが、令和5年9月15日から同年11月14日までの間、良好な景観の形成に寄与している市内に現存する建築物を、築年数を限定せず、自薦、他薦問わず、広く募集をいたしましたところ、 6件の御応募がございました。
そして、去る5月に開催されました、山口市景観審議会における最終審査の結果、優秀賞といたしまして、「山口県立山口高等学校記念館」が選出されたところでございます。
選出理由といたしましては、記念館の外観の色彩が、周辺のまちなみや景観、とりわけ、隣接する田園と調和いたしており、そのことがまさに山口市らしい点や、木造建築でありながら、100年以上が経過をしてもなお、建物に風格があり、そのことが他の模範になる点などが評価をされたところでございます。
表彰式につきましては、来月7月9日、火曜日、午後1時15分から、山口高校にて執り行い、表彰状及び副賞の盾を授与することといたしております。
次に、第12回山口市景観賞の実施についてでございます。
第12回山口市景観賞は、「景観写真コンテスト」部門を実施をいたします。
本年1月、本市が、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙から「2024年に行くべき52か所」の3番目に選出され、国宝瑠璃光寺五重塔に代表される西の京としての歴史的な文化や、まち並み、まちなか温泉である湯田温泉などの本市の魅力を高く評価いただいたところでございますが、この他にも、本市には数多くの魅力的な景観がございます。
こうしたことを踏まえ、この度の写真コンテストのテーマを「世界に発信!山口市」といたし、世界に発信したい、本市の場所・モノ・コトなどを写真に収めていただくことで、市民の皆様に本市の魅力的な景観を再認識していただき、ふるさと山口に対する愛着の醸成につなげてまいりますとともに、本市の魅力をさらに市内外へ広く発信してまいりたいと考えております。
募集期間は、来月7月16日から11月15日までの間でございますので、ぜひ多くの皆様に御応募いただければと思っているところでございます。
なお、募集につきましては、詳細等が決まり次第、市報や市公式ウェブサイト等において発表をいたします。
本市といたしましては、引き続き、山口市景観賞をはじめとしたさまざまな取組を通じて、多くの市民や事業者の皆様に、良好な景観づくりへの意識啓発を図りまして、本市に住む誇りや、本市を訪れる喜びが満ち溢れるような、より美しく魅力ある本市の景観形成へとつなげてまいりたいと考えております。
JR山口駅につきましては、多くの市民の皆様の通勤、通学の拠点であり、中心商店街や大内文化ゾーンへの誘客を促す玄関口でもございます。また、駅周辺を含め、地域の皆様が集うコミュニティスペースとして、あるいはイベント等の賑わい拠点としても活用されており、公共的な役割も有しているところでございます。
こうした駅を利用される皆様の利便性向上に向けて、快適な空間としての待合機能の充実を図っていくことが必要であると考えております。特に本年1月には、ニューヨーク・タイムズ紙「2024年に行くべき52か所」に本市が選出されましたことから、日常の利用者のほか、インバウンドをはじめといたします国内外の観光客の皆様の増加が予想され、本市に訪れた際の「おもてなし対応」も大変重要となっているところでございます。
こうした中、JR山口駅の待合機能の一つでございます駅改札外のトイレにおきましては、現在、和式トイレとなっておりますことから、皆様に利用していただきやすいよう、早急に機能向上を図りますため、本市では、6月14日付けでJR西日本から改札外のトイレの内装と設備の譲渡を受けたところでございまして、すでに先週17日に洋式化の工事に着手いたしたところでございます。
工事の詳細につきましては、便器の洋式化に併せ、狭隘なトイレブースを拡張いたすもので、事業費は約300万円でございます。7月6日までの工期といたしておりますが、工事完了次第、速やかに供用を開始いたすこととしております。
工事中は、もともとコインロッカーがあった場所に仮設トイレを設置いたしておりますが、車いすを御利用になられる方やオストメイトなど障がいのある方や、ベビーシートなどが必要な方につきましては、引き続きJR西日本が管理をされておられます、改札外の多機能トイレが利用可能でございます。
本市といたしましては、通勤・通学の方々や中心商店街などを御利用される市民の皆様をはじめ、本市を訪れる観光客の皆様が快適にJR山口駅を御利用いただけるよう、環境整備に取り組んでまいります。
韓国・公州市公式訪問団の山口市訪問及び演奏会の開催について [PDFファイル/311KB]
韓国・公州市公式訪問団の山口市訪問及び演奏会の開催について(チラシ) [PDFファイル/2.13MB]
第11回山口市景観賞の受賞作品及び第12回山口市景観賞の実施について [PDFファイル/448KB]
JR山口駅における改札外トイレ環境の整備について [PDFファイル/323KB]
JR山口駅における改札外トイレ環境の整備について(参考資料) [PDFファイル/373KB]