令和4年3月25日(金曜日)11時から12時
山口総合支所 第2委員会室
本市では、令和4年4月1日から新生児聴覚検査に必要な費用を助成する制度をスタートいたします。
新生児聴覚検査は、先天性難聴を早期に発見するため、出生した医療機関や助産所で生後3日目頃に行う任意の検査でございます。先天性難聴児は、出生数1,000人に1~2人と言われておりまして、早期に発見し適切な療育を受けることで、自立した生活を送るために必要な、言語・コミュニケーション手段を身につけることにつながります。
このように、新生児聴覚検査は、大変重要な検査でございますことから、市が助成する制度を設けることで、保護者の経済的負担を軽減し、家庭の環境に関わらず、対象となる全ての新生児が新生児聴覚検査を受けられますよう、子育て環境の充実を図るものでございます。
助成の対象は、令和4年4月1日以降に出生した新生児の保護者であり、新生児聴覚検査実施日に山口市に住民登録がある方としております。
助成の額は、新生児1人に対しまして5,000円を上限としまして、検査費が5,000円に満たなかった場合は、当該検査費の額といたします。
申請期間は、新生児聴覚検査を受けた日から原則6か月以内としまして、各保健センターまたは阿知須、徳地総合支所総合サービス課の健康づくり担当で申請の受け付けをいたします。保護者の皆様には、この制度を是非、御利用いただきたいと思います。
この度の制度創設によりまして、子育て世代における経済的負担を軽減しますとともに、すべての子どもが安心して健やかに育つことができる環境を整え、「子育てするなら山口」の実現に向けて今後も取り組んでまいります。
手話は言語であるという認識に基づきまして、手話への理解の促進と手話の普及を図ることで、誰もが手話を使用しやすい環境を築き、全ての市民の皆様が尊厳を持って共に生きる地域社会の実現を目指し、昨年12月の市議会におきまして、議員提案によります政策条例として制定されました「山口市みんなの手話言語条例」が4月1日に施行されます。
これまでも本市では、市民の皆様に手話に親しんでいただくため、偶数月の市報15日号に簡単ですぐに使える手話を紹介する「ワンポイント手話」のコーナーを設けるなど、手話への理解の促進に努めてきたところです。
このたび、条例の施行を契機といたしまして、手話を第一言語とする方へ速やかに市政情報をお届けするため、ケーブルテレビと民放2局で放送している市政番組に、社会福祉法人 山口県聴覚障害者福祉協会様の御協力をいただき、手話通訳を取り入れまして、4月1日から放送いたします。また、市報やまぐちや市政番組に手話言語条例に関する特集を組むことなどによりまして、市民の皆様の手話への理解の促進を図りますとともに、更なる手話の普及につなげてまいりたいと考えております。
このほかにも、合理的配慮に必要な費用を助成する制度の拡充として、新たに市内事業者が講演会や研修会に手話通訳者等を設置する費用を助成対象に追加いたしますほか、本市主催の行事、イベント等においても手話通訳者等の配置を積極的に行ってまいります。
また、手話体験講座の拡充、意思疎通支援に関わる人材の育成を図るため、手話奉仕員養成講座の開催や手話通訳者などの資格取得に必要な受講料やテキストなどの経費の一部助成についても引き続き行ってまいります。
本市といたしましては、これらの施策に積極的に取り組むことで、誰もが手話を使用しやすい環境を構築し、全ての市民の皆様が尊厳をもって共に生きる地域社会の実現を目指してまいりたいと考えております。
本市では、令和2年9月から、観光やビジネスで本市を訪問される方の二次交通として、また、市民の皆様の普段の生活における移動手段として、自転車利用の可能性を検証するためシェアサイクル実証事業に取り組んでいるところでございます。
事業開始から本年2月末までの利用状況について申し上げますと、約1年半の事業期間で5,332件の御利用があり、そのうち15分以内の利用が約50%の2,650件と最も多く、3時間未満の利用も含めますと約94%の5,000件となっておりまして、ちょっとした移動を中心に多くの方に御利用いただいているところでございます。
また、ステーションの利用状況といたしましては、ホテルニュータナカからホテルニュータナカ間の利用が最も多く、次いでホテルニュータナカから市教育委員会間の利用が多い状況でございます。
こうした利用状況を踏まえまして、利用料金の検討、ステーションの適正配置、自転車を再配置する際の負担軽減など、本格運行に向けたより具体的な検証を行うために、4月1日からステーションを8か所新設、また、新山口駅南口の北九州予備校前のステーションを風の並木通りに移設し、併せて自転車も20台増やして実施することといたしました。
ステーションの詳細は、別紙パンフレット裏面地図に全てのステーションを掲載しております。また、この度新設した8箇所は、都市核エリアにおけるステーションの配置密度を高めるとともに、都市核エリア外については、都市核への周遊を創出できるよう配置いたしました。
昨年度から引き続いて行いますこの実証事業の成果を、本格運行につなげることで、二次交通の充実に努め、市民や来訪者の市内での回遊性の向上に努めてまいりたいと考えております。
まず、本市における新規感染者の発生状況についてでございます。
山口県の報道発表によりますと、山口市内では、連日、20人台から50人台の新規感染者が確認されております。
感染の多くは、家庭、職場、施設内で確認されております。
市民の皆様や事業所の皆様には、家庭、職場、施設内での感染が広がらないよう、今一度、「マスクの着用」「手洗い」「3密回避」「換気」など基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
また、高齢者が感染すると重症化しやすいと言われています。最新の感染状況をご確認のうえ、特に、小さなお子さまや高齢者のおられるご家庭では、家族間で感染が広がらないよう、感染拡大防止対策に、引き続き、ご理解、ご協力をお願いいたします。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種の実施状況についてでございます。
本市における新型コロナウイルスワクチン接種の実施状況については、3月24日現在、2回目接種を終えられた方が、全人口比79.5%、3回目接種を終えられた方が46.3%となっています。
3回目接種につきましては、希望される方に接種いただけるよう、大規模集団接種会場を用意しております。大規模な集団接種の実施は4月末までの予定となっておりますことから、接種を希望される市民の皆様におかれましては、早めの接種をお願いいたします。
新生児聴覚検査費用助成制度の創設について [PDFファイル/372KB]
新生児聴覚検査費用助成制度の創設について(別添資料) [PDFファイル/350KB]
「山口市みんなの手話言語条例」の施行を契機とした意思疎通支援の充実について [PDFファイル/232KB]
シェアサイクルステーションの増設について [PDFファイル/348KB]
シェアサイクルステーションの増設について(別添資料) [PDFファイル/410KB]
シェアサイクルステーションの増設について(パンフレット) [PDFファイル/2.09MB]