山口市再犯防止推進シンポジウムを開催しました
山口市では、関係機関や民間団体等が連携・協力して犯罪や非行をした人等の立ち直りを支援することで、あらゆる人が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことができる「地域共生社会」の実現を目指し、令和2年3月に「山口市再犯防止推進計画(5年間)」を策定しました。
地域における非行、犯罪の防止や再犯防止、矯正や更生保護等について理解を深め、課題を共有し、立ち直り支援による再犯防止を推進していくため、シンポジウムを開催しました。
当日は、更生保護従事者や矯正施設職員など定員(100名)を上回る約120名に参加いただき、終了後に実施したアンケート結果からは、「各組織の再犯防止に向けた取組を初めて知ることができ、再犯防止への理解を深めることができた」「関係機関相互の連携が大事であると感じた」「再犯防止に熱意を持って取り組みたい」などのお声をいただきました。
本市及び山口市再犯防止推進協議会では、今後も再犯防止の取組に関する理解が促進されるよう広報啓発に努めてまいります。
主催 山口市 山口市再犯防止推進協議会
山口市再犯防止推進シンポジウム(チラシ) [PDFファイル/1.55MB]
1.日時
令和5年10月31日(火曜日) 13時30分~16時30分
2.場所
セントコア山口 2階 サファイア (山口市湯田温泉3-2-7)
3.シンポジウム概要
時間 | プログラム | 内容 |
---|---|---|
13時30分~13時35分 | 開会挨拶 | 山口市長 |
13時35分~13時55分 | 取組説明 | 山口市における再犯防止の取組について(山口市健康福祉部地域福祉課) |
14時00分~15時00分 | 基調講演 | 演題「インクルーシブ社会の実現に向けて」 講師:炭谷 茂 氏 (社会福祉法人 恩賜財団 済生会 理事長) |
15時00分~15時15分 | 休憩 | |
15時15分~16時25分 | パネルディスカッション | 【パネリスト】 塩野 正樹 氏(山口地方検察庁 検事) 小田 友和 氏(山口刑務所 首席矯正処遇官) 飯塚 華朋 氏(山口保護観察所 企画調整課長) 【コーディネーター】 篠原 栄二 氏(保護司会山口保護区山口支部 常務理事) |
16時25分~16時30分 | 閉会挨拶 | 山口市再犯防止推進協議会 会長 |
4.当日の様子
取組説明
市職員より市の再犯防止に関する取組について発表しました。
基調講演
講師の炭谷氏から、誰一人取り残されない社会の構築には、障がい者や刑罰を受けたことがある人など働く場所がない人たちに対して仕事場を提供し、地域住民の方々と一緒になって、支え合いながら生きていく大切さをご講演いただきました。
パネルディスカッション
各組織の再犯防止の取組内容を発表していただくとともに、再犯防止には関係機関の連携による支援が必要不可欠であるといった観点から議論が行われました。