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第14回中原中也賞が川上未映子さんの『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』に決定しました

印刷用ページを表示する掲載日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第14回中原中也賞には、平成19年12月1日から平成20年11月30日までに刊行された現代詩の詩集184点(うち推薦詩集7点)が寄せられました。平成21年2月14日、応募作品の中から最終選考作品として選ばれた7作品を対象に、山口市湯田温泉の旅館西村屋で選考会を開催し、審議の結果、第14回中原中也賞は川上未映子さんの『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)に決定しました。

受賞作品

『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』(青土社)

受賞者

川上未映子(かわかみみえこ)

略歴

1976年生、32歳〈受賞時〉
2006年 随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎)
2007年 小説『わたくし率 イン 歯―、または世界』(講談社)
2008年 小説『乳と卵』(文藝春秋)〔第138回芥川龍之介賞受賞〕

受賞のコメント

詩集を出すということは、私の悲願でした。そして、この詩集に収められた意味と音の配列がどのように届くかについて、刊行から日に三度は考えました。私にとって特別な意味を持つ中也を記念する賞に対しては、ほかのどの賞とも違う気持ちがありました。

これからも、激しく問うて問われ、あらゆる批評や目論見や分析が追いつかないような詩作に精進したいと思います。この度は本当にありがとうございました。

選考経過

公募、推薦の詩集184冊について本年1月に開催された推薦会の検討の結果、川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』、中筋智恵『夏虫の巣』、小川三郎『流砂による終身刑』、松本秀文『白紙の街の歌』、高岡力『新型』、浅野言朗『2の6乗=64/窓の分割』、鳥居万由実『遠さについて』の7冊が選ばれて、本日の選考会の対象とされた。これらはそれぞれ独特な文体をもった有力な詩集だったが、一冊ずつについて詳しい検討が重ねられ、その中で三つの詩集に評価が絞られた。まず、鳥居万由実の詩集については、ことばの嘘に自覚的な植物的に繊細な世界に信頼が集まった。次に高岡力の「新型」が、現実的な世界を反転させる快活な語り口や、批評力をもっていることが評価された。

しかし、それら以上に川上未映子の従来の詩の概念をはみだした、渦を巻いて展開する力動的な語り口に、高い評価が集まった。多くは女性の性的な身体やその部位のもつ痛みや快楽の感覚が、突発的な笑いを起す連想によって語られるが、それが常に観念によって媒介されているところに、詩の新しさが認められた。選考会は川上さんの出現によって、新しい詩の領域が切り拓かれたことに強い感銘を受けた。

著者詩集タイトル出版社
 
川上未映子先端で、さすわ さされるわ そらええわ青土社
中筋智恵夏虫の巣緑鯨社
小川三郎流砂による終身刑思潮社
松本秀文白紙の街の歌思潮社
高岡力新型土曜美術社出版販売
浅野言朗2の6乗=64/窓の分割ミッドナイト・プレス
鳥居万由美速さについてふらんす堂

選考委員(五十音順)

氏名肩書き
 
荒川洋治現代詩作家
井坂洋子詩人
北川透詩人・梅光学院大学特任教授
佐々木幹郎詩人
佐藤泰正梅光学院大学特任教授
高橋源一郎作家・明治学院大学教授

応募状況(一般応募作品177点)

全国34都道府県及び国外より、14歳から83歳までの175人から、177点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の41点で、山口県内からは3点(うち山口市内1点)の応募がありました。 

 
年代別10代20代30代40代50代60代70代80代不詳
人数1人26人48人28人35人21人15人1人0人

 

 

関連リンク

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中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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