ロヴァニエミ市との観光交流パートナーシップ協定の締結(平成28年11月5日~11日)
11月5日から11日までの日程で、私をはじめとする7名の訪問団により、フィンランド共和国ロヴァニエミ市を訪問し、11月8日、同市のエスコ・ロトゥヴォネン市長と、本市とロヴァニエミ市との観光交流パートナーシップ協定を締結しました。
また、11月9日には、在フィンランド日本国大使を表敬訪問し、本市とロヴァニエミ市との一層の交流促進への支援をお願いしました。
ロヴァニエミ市は、サンタクロースのホームタウンとして、世界各国から毎年約40万人の観光客が訪れる人口約6万1,000人の都市で、これまで、国際文化学部を有する山口県立大学と、ロヴァニエミ市にあるラップランド大学との間で学術交流等が行われてきたこと、また、本市では、山口商工会議所をはじめとする多様な活動団体の皆さんによる「日本のクリスマスは山口から」をテーマとした、まちのにぎわいづくりが積極的に進められてきたことから、この度の協定の締結の際には、山口県立大学と山口商工会議所にも御同席いただいたところです。
この協定は、まちづくりの戦略の一つとしてクリスマスを発信する両市が、新たに連携し情報を共有することで、今後、国内外に観光都市としての魅力をプロモーションする機会を広げていくとともに、文化や教育などの多様な分野での交流や地域経済活動の発展につながる幅広い市民交流活動を展開していくことを目的とするものです。
協定に基づく今年度の具体的な交流事業としては、協定締結日の11月8日から、ロヴァニエミ市のサンタクロース村内にあるクリスマスハウスにおいて、本市のクリスマスに関わる歴史と現在の活動を紹介する展示コーナーを常設しますとともに、フィンランドを代表する建造物として観光地にもなっていますロヴァニエミ市立図書館内において、12月1日から31日までの1か月間、映像やパネル展示により本市の観光PRを行うこととしています。
一方、本市におきましても、12月3日から31日までの間、湯田温泉観光回遊拠点施設「狐の足あと」の2階を、サンタクロース村山口出張所と位置付け、ロヴァニエミ市の観光や文化、自然を御紹介しますとともに、12月3日のオープニングと、 12月10日、11日にはサンタクロース村からロヴァニエミ市公認のサンタクロースをお招きし、市民の皆さんとの交流の場を設けることとしています。
この協定を契機として、日本におけるクリスマスの発祥の地としての本市のブランド力を一層高めるとともに、国内外の様々な交流を促進させ、本市のまちの魅力の向上につながるよう、引き続き、市民の皆さんとともに取り組んでまいります。