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瑠璃光寺五重塔の屋根葺き替え工事が行われています

印刷ページ表示 更新日:2023年3月14日更新 <外部リンク>

香山町にある瑠璃光寺で国宝「瑠璃光寺五重塔」の屋根葺き替え工事が行われています。
瑠璃光寺五重塔は、日本三名塔の1つに数えられる本市唯一の国宝であり、修復を重ねることで建立以来600年近くもの長い間、その美しさが後世へと受け継がれてきました。この度、所有者である宗教法人瑠璃光寺にて、経年劣化への対応として約70年ぶりの檜皮葺屋根の全面葺き替え工事に取り組んでおられます。

この工事は、国宝「瑠璃光寺五重塔」を次の世代へ引き継ぐために必要な保存修理であるとともに、文化財建造物の保存修理を支える伝統技術継承の場ともなります。

 

瑠璃光寺五重塔について

瑠璃光寺五重塔は、嘉吉二年(1442)頃に建立され、室町時代中期におけるすぐれた建築の一つであるとともに、大内氏隆盛時の文化を示す遺構として意義深いものです。

高さは31.2メートルで桧皮葺屋根独特の軽快さが見られ、軒の出は深くなっています。塔身部は上層にゆくにつれて間をつめているので、細く見えてすっきりと感じられます。これに対して初重の丈が高く、柱が太く二重目には縁勾欄があるので安定感が強くなっています。鎌倉時代から和様、禅宗様、大仏様の建築様式が用いられていますが、この塔は和様を主体としていて、一部に禅宗様の手法が見られます。室町時代のものとしては、装飾の少ない雄健なものです。この塔は大内義弘の菩提をとむらうため、弟の盛見がこの地にあった香積寺の境内に建立したものですが、江戸時代の初めに香積寺は萩に移り、その跡に瑠璃光寺が移りました。その後、瑠璃光寺五重塔と呼ばれています。

所在地
山口県山口市香山町7番1号

 

瑠璃光寺五重塔

瑠璃光寺五重塔

 

瑠璃光寺五重塔2

瑠璃光寺五重塔屋根葺き替え工事の概要

事業主体 宗教法人瑠璃光寺
事業期間 令和4年(2022)12月から令和8年(2026)3月まで
事業内容 檜皮葺き屋根の葺き替え・木部修理等
設計監理 公益財団法人文化財建造物保存技術協会
施   工 協和建設工業株式会社

 

工事日程(予定)

国宝瑠璃光寺五重塔保存修理工事工程
日程 工事内容
令和5年 2月中旬 仮設の足場の基礎設置
     4月頃 仮設の足場の鉄骨設置開始
     6月頃 足場へのシート張り開始
     9月頃 足場へのシート張り完成
令和5年10月頃~令和7年2月頃 屋根葺き替え、木部修理作業
令和7年 3月頃 足場シート撤去開始
     8月頃 仮設足場の鉄骨撤去、基礎解体
    11月頃~令和8年3月頃 復旧作業

※香山公園への出入りは可能です。

※工事の進みぐあいにより立ち入り禁止区域が設定されます。

※工事車両の出入りに伴い段差が発生します。足元などにはご注意ください。

工事の様子

〇仮設足場(素屋根)設置の様子

仮設足場

〇仮囲い(南面)の様子

仮囲い

 

〇屋根葺き替え工事の様子

※屋根(古い檜皮)を全層解体後、上層(5層目)から下層へ屋根を葺いていく

 

令和5年11月

5層目檜皮解体後の現地確認の様子

工事の様子

 

令和6年1月

5層目屋根葺き作業の様子

檜皮葺き替え中

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