飛沫防止シートの火災に注意しましょう
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更新日:2020年6月4日更新
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、ビニールやナイロン製のシートを設置している事業所や店舗も多いことと思いますが、次のことにご注意ください。
火災事例
・大阪府内の商業施設のたばこ売り場で、ライターを購入した客が試しに点火したところ、レジカウンターに設置してあった飛沫防止シートに着火したもの。
・名古屋市内の飲食店で、厨房のコンロの火が飛沫防止シートとアルコール消毒液に燃え移ったもの。
火災危険
ビニールやナイロン製のシートは、一度火がつくと一気に拡大し、全体に燃え広がっていくという実験結果も報告されています。
また、燃えながら溶け、ポタポタと垂れていくことから、周囲にある商品や書類などの可燃物に延焼拡大する可能性も十分考えられます。
火災対策
1 火気使用設備・器具、白熱電球等の熱源となるものから距離を取る
2 スプリンクラー設備の散水障害や自動火災報知設備の感知器の未警戒部分が生じないようにする
3 避難の支障とならないように設置する
4 必要に応じて難燃性または不燃性のものの使用を検討する
飛沫防止用シートの火災に注意 [PDFファイル/1.37MB]