建替え更新する「寿泉荘」の高齢者利用料金についての要望者一同からの要望
令和3年2月5日提出
市報やまぐち12月1日NO359号の6~7ページに「変わる私たちの湯田温泉」と題して、多世代交流・健康増進拠点施設整備基本計画の記事が載っていました。
この計画は、湯田温泉県道北側エリアの再開発により、市民や観光客がより一層温泉や交流が楽しめるよう、湯田温泉の魅力を高めるものですが、この中で、「寿泉荘」の建替えについて触れられていました。
計画で導入する3つの機能として、(1)温浴・健康機能 (2)交流機能 (3)付帯機能が掲げられていますが、(1)について、山口市老人の家「寿泉荘」を立替え、更新しますと書かれています。
素直に読めば、施設の機能がそのまま引き継がれるものと読めますが、利用料金がどうなるのか心配で市のスマートシティ推進室に問い合わせたところ、現在計画中だが、入浴料金は500円程度を考えていますとのことです。
現在の「寿泉荘」の利用は60歳以上限定で、利用料金が100円となっており、低所得の市民も気軽に利用でき、老人の憩いの場として、大変ありがたい施設となっています。
大広間で、囲碁や将棋を楽しむ者、語り合いながら、ゆったりと入浴を楽しむ者など、まさに憩いの場として低所得の高齢者の福祉にも大きな役割を担っている施設です。一人暮らしの老人も他人とのコミュニケーションが図られ、引きこもりの防止にもなっていると思います。
しかし、新しい施設の利用(入浴)料金が500円程度となると、現在の利用者の多くは利用することが難しくなると思われます。
この料金では民間の施設とほとんど変わりがなく、現在の「寿泉荘」の機能が引き継がれるとは言えず、「寿泉荘」の建替えではなく、廃止ではないでしょうか。
もちろん、現在、同じ機能を持った市内の他の100円での高齢者利用(入浴)施設もありますし、100円での敬老福祉優待バスなど老人福祉に力を入れていただいていることは承知しております。新施設の建築費用、市の財政や地元温泉施設との関係もあるとは思います。
ただ、現在利用させていただいている者としては、今「寿泉荘」が担っている機能を引き継いでいただきたいと思いますし、高齢者への格別の配慮をしていただけないでしょうか。
今の料金が無理であれば、例えば、60歳以上、または65歳以上は150円とか200円にするなど、高齢者の低料金での利用を検討していただければありがたいと思います。
以上、利用者の切実な声を聞いていただきたく、現在利用させていただいている者で、賛同者の一部により要望書を提出しますので、是非ご検討いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
文書による回答はしておりません。