8月11日(日曜日)、長門峡梨組合の選果場では、組合員による梨の選果作業が行われました。この日出荷されたのは「幸水」と「新水」の2種類。同組合(濱本一雄組合長)の組合員が一つひとつ袋から実を出し、大きさや傷の有無などで選別します。お盆前ということもあり、たくさんの梨が次々と箱詰めされていました。
この日は、午前中から気温が高く、立っているだけで汗が滲むほどでしたが、今年新調したという、お揃いの黄色のポロシャツを着て、みなさん真剣な表情で、てきぱきと作業をされていました。
組合員は年々減少し、現在は11戸16人で作業をされています。平均年齢は70歳と高齢ですが、その平均年齢をぐっと下げているのは、現在26歳の小原隆也さん。「県内の農業大学校を卒業した後、自分がやるしかないと奮起し、阿東で新規就農した。想像していたよりもずっと大変。4月から10月の収穫が終わるころまでは毎日スケジュールに追われている」と話します。そんな状況とは裏腹に、いきいきとした笑顔で作業される小原さん。周りの組合員と楽しそうに会話される様子から、皆さんから愛され、期待されている存在であることも伝わってきました。
長門峡梨組合では8月下旬から9月上旬ごろにかけて、主力の「20世紀梨」や「豊水」などを出荷されます。直売所の営業は11月末まで9時~17時(8月24日~10月14日は8時30分~17時30分)で売り切れ次第終了。
また、8月24日(土曜日)からは梨狩りがはじまり、10月14日(月曜日)まで楽しむことができます。
梨の木の下で、美味しい梨をいただきませんか?
梨にかけられた袋を外す組合員
お揃いの黄色のポロシャツには「長門峡梨」の文字とロゴマークが入っている
選果する組合員(右:小原隆也さん)
梨を箱詰めする組合員
箱詰めされた梨