まだまだ日中の暑さは残るものの、暦の上では処暑を過ぎ、朝夕は幾分しのぎやすくなるなど、秋の気配を感じる季節となりました。
秋は「天高く馬肥ゆる秋」の言葉もあるように、多くの海や山の幸が食べ頃を迎えます。山口市でも、地元の農家の方々が丹精込めて育てられた新米をはじめ、はなっこりーやりんごなどの特色ある作物を美味しくいただくことができます。
近年では、本市の地域おこし協力隊を卒業された方々による、こうした新鮮で安全安心な地元食材を生かしたスパークリングワインの開発やレストランのオープン、また、新商品開発に向けた食の身近な相談所の設立など、生産を加工から販売へと繋げていく新たな取組も始まってきています。
先祖代々と受け継いできた土地で、地域の食文化や歴史を守り、未来へと継承される農家の方々や、食材の更なる魅力向上に取り組まれる方々の活動に、私も深く感謝しながら、そうした想いの詰まった秋の味覚を楽しみたいと思います。