山口市新本庁舎整備に係る断層調査の結果について
平成31年2月25日(月曜日)から3月1日(金曜日)までの5日間にわたり現地調査を行い、この度、4月25日に山口大学から調査結果の報告書を受領しましたので、その内容をお知らせします。
断層調査の結果
現本庁舎及び中央駐車場の所在地近傍に活断層は認められませんでした。
今後の進め方
今後、6月末を目途に山口市新本庁舎整備基本計画の策定を終え、その後、設計業務に係る発注手続きを行うこととしています。
関係者コメント
【山口大学教育学部 楮原京子 准教授】
「調査地域は、戦前から既に人の手による開発が進んでおり、人工改変地も地下埋設物も多く、データの取得から解析、探査結果の解釈に至るまで、想定よりも多くの時間を要しました。しかし、概ね良好な判断材料をもって評価を行うことができました。結果として、新本庁舎整備区域には、繰り返し活動した証拠を有する活断層は無いと評価しました。しかしながら、現在の知見や技術を以てしても、地震をはじめとする自然災害の精緻な予測は未だ完全ではありません。さらに、活断層を避けることだけが、この地域に起こりうる災害への最善の対策でもありません。新庁舎には、様々な災害への対策・備えをしっかりと講じていただき、そして、その防災・減災の考え方を市民のみなさんと共有、持続していただくよう期待しています。」
【山口市長 渡辺純忠】
「本調査をお引き受けいただいた楮原准教授をはじめとする山口大学の皆様にお礼を申し上げます。新本庁舎の整備区域に活断層は無いと評価をいただき、まずは安堵したところです。引き続き、新たな本庁舎が、防災拠点や災害対策活動の司令塔として、その役割をしっかりと果たせ、安全安心な庁舎となりますよう検討を進めてまいりたいと考えております。」
報告書
山口市新庁舎整備に係る断層調査報告書(山口大学) [PDFファイル/3.36MB]