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令和2年度知的障がい者福祉に関する要望と回答(山口市手をつなぐ育成会からの提出)

印刷ページ表示更新日:2020年12月8日更新 <外部リンク>

 山口市手をつなぐ育成会からの要望
令和2年11月13日提出

要望内容及び回答

 

【 要望主旨 】
 今年は新型コロナウイルス感染の拡大により今までにない生活の変化に戸惑い また、水害・台風の被害が年々大きくなっているように思われます。被災地で障がい者が避難所へ行くことが困難、個人情報保護の観点から地域の障がい者を今もなお把握されていないなどの事例を耳にします。障がい者が地域で生活していくうえでの課題の一つだと思われます。今後も安心、安全な地域での生活の実現のために、災害のことも含め以下の点を要望いたします。

【 要望事項 】
1. 本年度山口市において避難支援のための名簿への情報提供の協力がありましたが重度障がい者だけではなく軽度でも高齢化などから指示がないと行動できない方がいますので手帳所有者全員の同意のもと情報提供に協力していただき災害発生時、地域での支援がスムーズに行われるよう切にお願いします。

2. 本年はコロナの中参加や交流が困難と思われますが児童デイサービスが拡充されていく中、福祉就労している大人の知的障がい者の、土日の余暇活動の場が少ないように感じています。特に山口市周辺部の地域においては利用できるサービスが無く、日中一時支援の拡充を早急にお願いします。また、市や地域で行われるイベントに知的障がい者が安心して参加し地域の人々と交流できる機会を増やしていただきますようにお願いします。

3. 山口市のバスの補助の範囲が広がり防府市内も補助がいただけるようになり、市をまたいで移動する障がい者は大変助かり感謝しております。利用者の低迷やバス・タクシーの運転士不足など状況の中ですが今後も障がい者が地域で暮らしていくために必要な公共交通機関、特にバスの便は是非存続していくようお願いします。

4. 障がい福祉支援サービスを利用している障がい者は、65歳になると介護保険サービスへ移行させるという共生型サービスが創設されました。山口市においては障がい者福祉サービスが利用できるようにしていただいていることに感謝しています。今後とも本人の意思や家族(介護者)の意見を尊重し、柔軟な対応をしていただくようお願いします。また、障がい者が地域で暮らしていく上でサービスの確保ができるようお願いします。

回答(健康福祉部障がい福祉課、都市整備部交通政策課)

1 避難行動要支援者名簿の対象者につきましては、65歳以上のひとり暮らしや75歳以上のみの世帯で、避難行動が困難な方や要介護3以上の方、身体障害者手帳1級及び2級で第1種、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている方などが対象となっておりますが、避難行動要支援者名簿への掲載につきましては、「避難支援等を要する状況にあり、かつ自ら避難支援等を希望する方」も対象となりますので、名簿掲載の申請を行っていただければ、掲載をすることが可能でございます。
 同意いただいた避難行動要支援者名簿を、地域の避難支援等を実施する関係者の皆様と情報共有することで、防災訓練や地域の見守り活動を始め、災害時には、各地域で声を掛け合って避難を促し、全ての人が逃げ遅れないことを目指す率先避難の取組を進めるなど、地域と連携した支援体制を構築しているところでございます。

2 市内には、障がい者の日中活動の場を確保するためのサービスでございます「日中一時支援」の提供事業所につきましては、40か所ございます。
 しかしながら、土曜日等の利用につきましては、事業所の受入人数が限られ、障がい児の方の利用が多いことなどから、大人の知的障がい者の方が利用しづらい状況であることも認識しているところでございます。
 障がい者の日中の居場所づくりにつきましては、本市といたしましても、重要な取組の一つであると考えておりますことから、今後とも、日中一時支援事業の拡充を事業者に対しまして働きかけてまいりたいと考えております。
 また、障がいのある方が、地域のイベントに参加する機会が増えることにつきましては、地域共生社会を目指す上でも重要と考えておりますことから、障がいのある方が参加しやすい行事やイベントの開催につきまして、本市の各部局を始め、地域の皆様にも働き掛けてまいりたいと考えております。

3 本市におきましては、平成30年3月に策定した「第二次山口市市民交通計画」に基づき、市民、事業者、行政がそれぞれの役割を果たし、協働して持続可能な交通体系を構築することとしております。
 一方で、公共交通を取り巻く環境におきましては、利用者の低迷やバスやタクシーの運転士不足が深刻な問題となっております。加えて、本年は、コロナ禍の中にあって、全国的にイベントや外出の自粛などの影響もございまして、利用状況が更に厳しくなっております。
 こうした状況を踏まえまして、本市では、コロナ対策の一環として交通事業者に対する支援を行っておりますほか、持続可能な公共交通体系に沿った路線網が維持・確保できますようバス事業者と随時協議をいたし、必要な支援を行っているところでございます。
 今後とも、皆様からの御意見をお聴きいたしまして、必要な路線の維持・確保に取り組んでまいりますので、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。

4 障害福祉サービスを利用される方が65歳に到達した場合につきましては、介護保険で提供される介護保険サービスへの移行が原則となっているところでございます。
 こうした中、本市におきましては、介護保険サービスにないサービスについては、引き続き、障害福祉サービスを利用できることといたしております。また、介護保険サービスに同等のサービスがある場合でも、御本人や御家族、相談支援専門員、ケアマネージャーと相談を行いながら、利用調整を行っているところでございます。
 今後とも、御本人の障がいの特性や生活環境などを勘案しながら、サービスの利用調整を行いますとともに、それぞれの障がい者の特性に応じた障害福祉サービスの確保にも努めてまいりたいと考えております。

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