令和2年度山口市小郡地区要望と回答（小郡地区自治会連合会からの提出）

　小郡地区自治会連合会からの要望
令和2年9月9日提出

要望内容及び回答

　このたび、安心、安全で住みよい地域づくりの一環として、小郡地区に関する要望を取りまとめましたので提出いたします。
　つきましては、本地区要望事項につきまして、格別のご配慮を賜りますと、ともにご回答いただきますようお願い申し上げます。

1　大雨災害への対応について（樫の前）

　最近の気象状況もあいまって、毎年のように全国各地で大雨による被害が発生しており、今やいつどこで災害が発生してもおかしくない状況です。
　平成21年7月に山口・防府地区を襲った豪雨災害時には、当自治会内の多くの家屋に床上浸水、床下浸水の被害が発生しました。
　その後も毎年のように大雨が降り、椹野川の水位が上がって、茶屋川および仁保津川の出口の水門が閉まることで、2つの川からの流入量が急増し、地区内の道路一帯が冠水することがたびたび発生しています。このことは、当地区はもちろん、隣の仁保津東地区の住民の往来にも支障をきたす事態となっています。
　そうした状況が続いていることから、次の要望をします。
　（1） 大雨が降り地区の冠水が予想される場合、緊急対応として排水のためのポンプ車の早期出動をお願いします。
　　　　（現在も行っていただいていますが、引き続きの対応をお願いするものです。）
　（2） 樫の前地区から仁保津東地区につながる道路の嵩上げをお願いします。
　　　　（既に検討中と伺っていますので、確実に予算確保と実施につながるようにお願いします。）

2　浸水時の内水排水対策（ポンプ車出動）について（元橋区）

　このことにつきましては、長年に亘る要望の回答として、昨年度「仮設ポンプによる排水のための排水管設置（百谷川の枡へ）工事」を行っていただき、誠にありがとうございました。
　ところで、当地区における環境は、昨今の異常気象にかかる大雨等による非常事態の発生が一層懸念され、今後も、冠水・浸水被害が起こる可能性が十分に考えられます。
　このことは、地区唯一の生活道路（市道「妙湛寺線」）の冠水により区民の帰宅困難、更には急病患者発生等、緊急時の緊急車両（救急車等）も全く通行不能になるなど、その被害は顕著で心痛の基であります。また、最近は企業の立地も進んでおり、その日常の経営活動の停滞を招くなど影響は甚大です。
　つきましては、豪雨時に域内に降った雨水や山林からの伏流水などは出場を失い滞留してしまい、排水は全く不可能であり、人工的に内水を排水する以外に方法は全く無いことから、上記の状態が予想される事態には、緊急時における対応マニュアル作成による迅速かつ確実な、排水のためのポンプ車出動の早期対応を確実に行っていただきますよう強く要望いたします。
　市道等公共施設の管理を始め、地区社会・住民が安心安全で快適な生活を維持する事が出来ますよう、よろしくお願いいたします。

回答（小郡総合支所土木課）

　大雨時に想定される道路の冠水への対応につきましては、次のとおり取り組んでまいります。

1　大雨災害への対応について（樫の前自治会）
　大雨時に冠水する樫の前地区から仁保津東地区につながる市道仁保津4号線の道路につきましては、今年度、緊急自然災害防止対策事業債を活用いたしまして、改良工事を行うこととしております。この工事につきましては、2級河川茶屋川の護岸となっている市道部分を嵩上げするものでございまして、河川管理者である県と河川協議を行いまして、設計後、速やかに工事に着手する予定としております。
　なお、嵩上げ後におきましても、道路状況の把握に務め、冠水により通行に支障が生じる場合には、これまでどおり仮設ポンプを速やかに設置し、強制排水を実施してまいります。

2　浸水時の内水排水対策（ポンプ車出動）について（元橋区）
　元橋区の浸水時の内水排水対策につきましては、県道を横断して排水ホースを設置することが難しいことから、令和2年1月に、仮設ポンプにより排水するための排水管を、百谷川の桝に設置したところでございます。今後、豪雨等により浸水が予想される場合におきましては、仮設ポンプを速やかに設置し、この排水管を活用して排水を実施してまいります。