性的接触のある女性の50%以上が、一生に一度はヒトパピローマウイルス(以下、HPVといいます)に感染するといわれており、HPVの感染によって一部の人は子宮頸がんに罹患します。日本では、年間に約1.1万人が子宮頸がんにかかり、約2,900人が亡くなっています。
子宮頸がんは、子宮の頸部(子宮の出口に近い部分)にできるがんで、若い世代の女性に多く発症するのが特徴です。20歳代から罹患者数が増え始め、30歳代までに年間約1,000人の女性が治療で子宮を失い、妊娠できなくなってしまいます。
子宮頸がんで苦しまないためにできることは、ワクチン接種でHPVの感染を予防すること、子宮がん検診で早期発見、治療につなげることです。
市では、子宮がん検診を実施しており、令和6年度中に20歳以上の女性に「がん検診等受診券」(水色)を5月下旬に送付しています。令和6年度の子宮がん検診は、令和7年2月28日まで実施しています。
がん検診等受診券を使用する際は、通常よりも低い自己負担額で子宮がん検診を受診できます。個別検診(病院での受診)の場合、1,400円の自己負担で受診できます。
また、節目年齢は、子宮がん検診を無料で受診できます。令和6年4月1日時点の年齢が、20、25、30、35、40歳の女性が節目年齢です。
ただし、市のがん検診等受診券を使用して、子宮がん検診を受診できるのは2年に1回です。令和5年度に市のがん検診等受診券を使用して受診された場合、令和6年度は受診の対象外です。来年度のがん検診等受診券の送付までお待ちいただくか、自費で受診ください。
・令和6年度がん検診等実施医療機関 [PDFファイル/810KB]
その他のがん検診等の情報についてはこちらからご確認ください。
HPVワクチンは、小学6年生~高校1年生相当の女子が、定期予防接種として公費(無料)で接種できます。
また、平成9年4月2日~平成20年4月1日の間に生まれた女性については、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。こうした方々についても、令和7年3月31日までであれば、キャッチアップ接種として公費(無料)で接種できます。
HPVワクチンの効果、リスクについては、以下の厚生労働省作成のパンフレットをご覧ください。
・小学6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版) [PDFファイル/2.72MB]
・小学6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版) [PDFファイル/3.58MB]
・(キャッチアップ接種対象者向け)HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します [PDFファイル/2.15MB]
HPVワクチンの接種を希望される場合は、直接医療機関へご連絡ください。市内の実施医療機関は、やまぐちのお医者さんナビ<外部リンク>または山口県ホームページ<外部リンク>からご確認ください。なお、県外の医療機関で接種を希望される場合は、事前に申請が必要です。
・がん検診を受けましょう
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)定期接種について
・HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)のキャッチアップ接種について
・子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種について<外部リンク>(山口県ホームページ)