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常栄寺の仏像十二躯

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月12日更新 <外部リンク>
じょうえいじのぶつぞうじゅうにく
常栄寺の仏像十二躯(千手観音菩薩坐像)

種別

有形文化財(美術工芸品)

美術工芸品の分類

彫刻

指定区分(1)

市指定

指定区分(2)

有形文化財

指定年月日

平成28年1月13日

時代(大分類)

中世

時代(小分類)

室町

地域

宮野

所在地

山口市宮野下2001番地1 常栄寺

概要

説明

 常栄寺本尊の千手観音坐像をはじめとする12躯の仏像である。『防長寺社由来』の記載から、千手観音坐像は応永14年(1407)に大内盛見が創建した国清寺の本尊であったと考えられる。12躯の仏像には、南北朝から室町期に京都で活躍した院派仏師の作風や彫刻技法が見られることから、一連のものと考えられる。
 大内氏時代の栄華を示す遺宝は多くなく、山口地域に現存するものは少ない。そのような中で、これらの像が大内氏による応永期制作の遺品と確認できる点は意義深い。また当時の彩色が一部に残るなど、保存状態が良い点も貴重である。

関連文化財群

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