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「特環」と「農集」の共同事業による「川西浄水センター」の建設

印刷用ページを表示する掲載日:2016年9月1日更新 <外部リンク>

山口市公共下水道事業の概要

(掲載記事は平成21年度に作成し公表しているものです。)

山口市は、山口県の中央部山口市の位置に位置し、平成17年10月1日に、旧山口市・小郡町・秋穂町・阿知須町・徳地町の1市4町が新設合併して誕生しました。平成22年1月16日には阿東町と合併し、東西に46キロメートル、南北に59キロメートル、面積は、1,023.31平方キロメートルとなりました。

南は瀬戸内海に面し、東は防府市、周南市、西は美祢市、宇部市、北は萩市、さらに島根県津和野町、吉賀町に接しています。地勢は、北部の山地から、旧山口市は椹野川が、徳地地域は佐波川が、盆地、南部の臨海平野を経て瀬戸内海に流れ込んでおり、阿東地域は阿武川が「名勝長門峡」を経て、萩市より日本海に注いでいます。

また、広域交通網が東西南北に走り、県内の主要な都市に1時間以内で移動できるとともに、高速自動車道や山陽新幹線、山口宇部空港といった高速交通網との接続の便もよく、広域交流の拠点としての優位性を有しています。

公共下水道事業は、合併前の旧山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町で実施しており、汚水処理施設の建設については、それぞれの市町が隣接する市町と協力して効率的に実施してきたところです。こうした中、旧阿知須町では隣接する宇部市とともに一部事務組合を組織し、「宇部・阿知須公共下水道組合公共下水道事業」として事業を実施しております。

現在、本市は5つの処理区があり、平成20年度末現在、予定処理区域の面積は4,203ha、処理区域は3,180haに及び、普及率は59.4パーセントとなっております。県内の下水道事業を実施している17市町の中では7番目、13市の中では6番目に位置しておりまして、今回は現在実施しております川西処理区の特定環境保全公共下水道事業と農業集落排水事業の共同事業について説明します。

1.はじめに

山口市南部に位置する川西地区は、交通の要所である新山口駅に近接し、幹線道路やJR沿線に市街地が広がっています。また、椹野川の河口沿いには、田園地帯が広がっており、都市部と田園部が共存した地区となっております。

市街地においては、交通の便が良いことなどから、宅地化が進み、人口も増加傾向にある中で、公共下水道が未整備であること、農村部においては、圃場整備が計画され、将来的に農業の振興を図っていこうとする地区でありながら、市街地からの雑排水が用水路へ流入することや、将来的な農業後継者の確保などの諸事情がありました。

こうしたことを受け、地域住民からは、市に対して生活環境の改善、公共水域の水質保全などを目的とした汚水処理施設の早期整備に対する強い要請がありました。

川西浄水センター全体計画イメージパース
川西浄水センター全体計画イメージパース

2.共同施工へのみちのり

この地区の汚水処理施設の整備については、旧山口市が策定した「下水道基本計画」の中で、市街地は特定環境保全公共下水道事業(以下「特環」)で、農村部は、農業集落排水事業(以下「農集」)による整備が計画され、それぞれ事業実施に向け準備を進めてきたところです。

しかしながら、特環、農集、それぞれの区域が入り組み、一部では隣接していることから、管路工事等が輻輳することや、地区内に複数の汚水処理施設の建設が必要となるなど、効率的な事業実施が難しい状況となっておりました。また、一体的な整備を求める住民の同意を得ることも難しい状況であったことから、県を通じて国土交通省及び農林水産省と協議を重ねた結果、この地区の汚水処理施設整備の内、処理場の一部と共同管について、特環と農集の共同施工で整備することになりました。負担割合については、それぞれの区域からの汚水量の割合により、事業費を按分することとしました。

川西浄水センター管理棟写真
川西浄水センター管理棟写真

3.川西浄水センター一部供用開始まで

処理場の建設は、日本下水道事業団へ委託し、平成16年度から進めて参りましたが、建設地の地盤が軟弱で地盤改良が必要となったため、当初の予定より約1年遅れることになりましたが、平成19年度末には一期工事部分が完成し、平成20年5月30日には川西浄水センターの通水式を執り行うことができました。

当処理場の処理方式は、瀬戸内海の富栄養化を防止するため、窒素、リンに対応でき、維持管理が容易な「高度処理オキシデーションディッチ」を採用しております。また、汚泥のコンポスト化等により循環型社会に対応できうる計画としております。

また、管路施設の内、共同管については、関係部署との十分な調整のもと、それぞれの事業ごとの負担割合を決定した上で工事を進めております。さらに関係機関や地元との調整についても、同様に常に連携を図りながら進めております。

川西浄水センター水処理施設(OD法)
川西浄水センター水処理施設(OD法)

4.自然と環境が調和したまちづくりに向けて

今回、特環及び農集の共同事業により汚水処理施設の整備を進めてきたことにより、建設コスト及び維持管理費の縮減が図られるとともに、今後人口減少に伴い処理区や処理施設の再編及び統合が必要となった場合でも、川西処理区は、当初から共同事業で行っており、対応も比較的容易に行えるのではないかと考えております。

その一方で、実際に事業を進める中では、事業費のアロケーション(費用按分)の決定や事業ごととなる予算要求などにおいて事務が煩雑化することをはじめ、同一工事で都市局、農林水産部局がそれぞれ会計検査を受検しなければならないことや事業ごとの進みぐあいの違いによる地元住民への説明などにおいて十分な調整が必要となるなど、共同事業であるがゆえの対応の難しさも感じているところです。

いずれにしても、今後も汚水処理施設の整備を着実に進めることにより、生活環境の改善、公共用水域の水質保全はもとより、「山口市総合計画」に掲げる「自然環境と調和した暮らしのできるまち」づくり実現の過程で、この地区の特性である都市部と農村部の一体的な発展の一助となることを願っています。

川西浄水センター全体計画平面図
川西浄水センター全体計画平面図

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