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第13回中原中也賞が最果タヒさんの『グッドモーニング』に決定しました

印刷用ページを表示する掲載日:2017年6月15日更新 <外部リンク>

概要

第13回中原中也賞には、平成18年12月1日から平成19年11月30日までに刊行された現代詩の詩集215点(うち推薦詩集12点)が寄せられました。平成20年2月16日、応募作品の中から最終選考作品として選ばれた7作品を対象に、山口市湯田温泉の旅館西村屋で選考会を開催し、審議の結果、第13回中原中也賞は最果タヒさんの『グッドモーニング』(思潮社)に決定しました。

受賞作品

『グッドモーニング』(思潮社)

受賞者

最果タヒ(さいはてたひ)

略歴

1986年生、21歳〈受賞時〉
京都大学在学中
詩集『グッドモーニング』(2007年10月 思潮社)

受賞のコメント

受賞の連絡をいただき、驚嘆するばかりです。高校時代、中也の詩を授業で触れ、その詩、そして彼の瞳に一貫して流れていた細くも強い光は、心の中に深く残っています。今、その名を冠した賞をいただけるということが大変光栄です。本作は、十代のころの作品を中心に、まとめたものであり、第1詩集となります。ご審査いただきました先生方、関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

選考経過

公募、推薦の詩集215冊について本年1月に開催された推薦会の検討の結果、清水あすか『頭を残して放られる。』、新井高子『タマシイ・ダンス』、細見和之『ホッチキス』、最果タヒ『グッドモーニング』、利岡正人『彼方』、中塚鞠子『約束の地』、関口涼子『グラナダ詩編』の7冊が選ばれて、本日の選考会の対象とされた。これらの最終候補詩集は、年齢も傾向やスタイルも、これまでになく多彩、多様なすぐれた詩集だった。

詳しい検討が重ねられ、その中で、特に、三つの詩集に評価が集まった。まず、清水あすかの詩集には、八丈島の自然や風習、方言に彩られ、現代詩の枠組みを越えたことばの使い方に驚かされた。次に細見和之の詩集では、わたしたちが日常的に扱っているホッチキスが、詩人の手のひらの上で、自在に変貌する面白さとの知的な寓話性や批評性の高さが評価された。

しかし、選考会の評価はそれ以上にもっとも若い21歳、最果タヒのむしろナイーヴな表現に与えられた。それは彼女が重心を失って倒壊してゆく現代の世界を、全身的な感覚で触れているからである。その依り所のないイメージ、断片化し、脈絡を失った文脈、しかし、必死に考えようとしている彼女のことばの切実な不安に、わたしたち選考会は強い共感を覚えたのである。

著者詩集タイトル出版社
 
清水あすか頭を残して放られる。私家版
新井高子タマシイ・ダンス未知谷
細見和之ホッチキス書肆山田
最果タヒグッドモーニング思潮社
利岡正人彼方七月堂
中塚鞠子約束の地思潮社
関口涼子グラナダ詩編書肆山田

選考委員(五十音順)

氏名肩書き
 
荒川洋治現代詩作家
井坂洋子詩人
北川透詩人・梅光学院大学特任教授
佐々木幹郎詩人
佐藤泰正梅光学院大学教授
高橋源一郎作家・明治学院大学教授

応募状況(一般応募作品203点)

全国43都道府県及び国外より、17歳から84歳までの196人から、203点の応募がありました。
最も応募が多かったのは東京都の39点で、山口県内からは4点(うち山口市内1点)の応募がありました。 

 
年代別10代20代30代40代50代60代70代80代不詳
人数2人35人39人30人44人26人16人3人1人

 

 

関連リンク

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中原中也記念館ホームページ<外部リンク>

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